格安ホームページ制作

98. 孫悟空の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●孫悟空は、マッチ棒ほどに縮めた如意金箍棒を、普段耳の中にしまってた…そうだ。→注

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孫悟空さん、237歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。耳鼻科がない!耳ん中にモノ入れといたから、バイキンが入った!耳がかゆい!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、義兄弟の牛魔王です。
そう、昔から偉大なヒーローというのは、ちょっとおバカなトコもあるのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに牛魔王が言いました。
「悟空、ホームページ制作をやっては?東勝神州には、耳鼻科がない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするんさ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
孫悟空も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、美猴王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、キント雲乗り回すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう孫悟空なのです。
“初めまして、孫悟空です。天下の斉天大聖が、耳鼻科に難儀しております。東勝神州には耳鼻科がありません。よい耳鼻咽喉科をご存知の方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む孫悟空。そう、昔から偉大なヒーローといっても、悩むトキは悩むのです。

“こんにちは、孫悟空だよ。べつにおバカじゃないよ!耳鼻科を紹介してくれないか?耳がかゆくて、ケータイで話しづらいよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓孫悟空:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、美猴王でした。

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「あ、ども…孫悟空ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では孫悟空様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えーひとことでいうと、講談のヒーローです。んで、アゴが痛いので耳鼻科を探したいのです。」

「講談のヒーローですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、孫悟空だよ。べつにおバカじゃないよ!耳鼻科を紹介してくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?う、いてて…。」
不安げに評価を待つ孫悟空。

「う〜ん…まずお聞きしますが、耳鼻科を紹介してもらう為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしプロボクサーかな?試合で鼓膜がイカれるたび、耳鼻科に直行してるんじゃないか?」

「はい、するとまず“プロボクサー”“耳鼻科”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるプロボクサーさんの出場エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くに住んでるプロボクサーじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、後楽園ホールのある水道橋界隈ですね?あとはやっぱし代々木ホールのある千駄ヶ谷とか、あのへんまでエリアを広げますか?大阪府立体育館とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“水道橋界隈で試合中のプロボクサーさんへ:孫悟空が耳鼻科を探しております。”

紹介文
“至急駆けつけ、耳鼻科を紹介してくれませんか?いちおうサルではありますが、身元は確かです。タリビット点耳薬だけでも調達してもらえませんか!千駄ヶ谷界隈で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから神仙としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、耳鼻科を紹介してくれたプロボクサーさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『三蔵法師の弟子に推薦したげるコース』、または『キント雲に10分間試乗さしたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!う、いてて!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜孫悟空の最新悟り日記 “やみくもに戦うことは、勇気ではありません!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった孫悟空。おどろくなかれ、1週間もすると耳鼻科紹介がわんさかさ。今日も元気に如意棒を耳に携行つつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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