格安ホームページ制作

97. 近藤勇の場合2
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●近藤勇は口が大きく、自らのコブシを口中にすっぽり納められた…らしい。

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近藤勇さん、29歳。
いままさに、口を開けたままうめいておるのです。
「う〜ん…こまった。整骨医がいない!調子にのってコブシを口に入れる芸をやりすぎた!アゴがはずれそうだ!」
「もっともだ!これは大変な事態だ!」
横で危惧するのは、副長の土方歳三です。
そう、昔から偉大な剣客というのは、見栄っ張りでもあるのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに土方歳三が言いました。
「近藤さんよ、ホームページ制作をやっては?京では、なかなか整骨医を調達できねぇ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするんさ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
近藤勇も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、新選組局長でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、池田屋に密偵を放つのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう近藤勇なのです。
“初めまして、近藤勇です。せっかく直参になれそうなこのトキに、整骨医に難儀しております。今の京界隈には整骨医がおりません。葬儀屋の方が儲かるからです。整骨医をご存知の方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む近藤勇。そう、昔から偉大な剣客というのは、やはり神経が繊細なのです。

“こんにちは、近藤勇だよ。べつにお調子モノじゃないよ!整骨医を連れてきてくれないか?せっかくみんな大ウケだったのに、これじゃ笑いモンになっちゃうよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓近藤勇:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、新選組局長でした。

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「あ、ども…近藤勇ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では近藤勇様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、直参の幕臣です。んで、アゴが痛いので整骨医を集めたいのです。」

「直参の幕臣ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、近藤勇だよ。べつにお調子モノじゃないよ!整骨医を連れてきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?う、いてて…。」
痛みに疼くアゴをさすり、不安げに評価を待つ近藤勇。

「う〜ん…まずお聞きしますが、整骨医を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし柔道選手かな?ケガするたび、整骨医のお世話になってるだろうしぃ…?」

「はい、するとまず“柔道選手”“整骨医”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる選手さんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くに住んでる柔道選手じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、講道館のある文京区春日界隈ですね?あとはやっぱし警察の道場がある桜田門界隈とか、あのへんまでエリアを広げますか?ブラジルとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“文京区春日界隈で稽古中の柔道選手様へ:近藤勇が整骨医を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、整骨医を紹介してくれませんか?いまや御目見得以上の格なので、身元は確かです。格闘技系のケガに強い、強力の先生がベター!桜田門界隈でご活躍の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから局長としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、整骨医を紹介してくれた選手さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『愛刀の長曽禰虎徹にさわらしたげるコース』、または『新撰組に隊長格で入れたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!う、いてて!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜近藤勇の最新辞世日記 “義を取り生を捨つるは吾が尊ぶ所!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった近藤勇。おどろくなかれ、1週間もすると手元に整骨医がわんさかさ。今日も元気にコブシを口に入れつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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