格安ホームページ制作

95. アトラースの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●アトラースはゼウスにより、世界の西の果てで天空を背負わされた…らしい。→注

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アトラースさん、502歳。
いままさに、苦痛に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬が足りん!天空を背負い続けたんで、肩の筋肉が痛い!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、遊びに来た英雄ヘーラクレースです。
そう、昔から偉大なというのは、なにかしら苦渋をかかえるモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにヘーラクレースが言いました。
「アトラース、ホームページ制作をやったらどうだ?世界の西の果て界隈では、もはやシップ薬を調達できぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
アトラースも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、ギリシャ神でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、いったん天空を肩からおろし必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアトラースなのです。
“初めまして、アトラースです。シップ薬に難儀しております。世界の西の果て界隈のシップ薬は、もう使い尽くしてしまいました。シップ薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアトラース。そう、昔から偉大なといっても、人並みにナーバスになるのです。

“こんにちは、アトラースだよ。べつに飲みすぎの通風持ちじゃないよ!肩の激痛を和らげるシップ薬を持ってきてくれないか?空が落ちてきたら、みんな困るだろ?!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アトラース:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ギリシャ神でした。

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「あ、ども…アトラースともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアトラース様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、天下無双の力持ちです。んで、凝った肩をラクにする為シップ薬を集めたいのです。」

「天下無双の力持ちですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アトラースだよ。べつに飲みすぎの通風持ちじゃないよ!〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアトラース。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし指圧院の経営者かな?店の宣伝の為、シップ薬もって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“指圧院の経営者”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで開業されてる指圧院じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、水商売の人が仕事後深夜に来院するJR新宿駅前ですね?あとはJR池袋駅前とか、あのへんまでエリアを広げますか?御徒町とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“JR新宿駅前界隈の、指圧院経営者さんへ:アトラースがシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?ずっと天空を支え続けてきたので、信用はあります。エアーサロンパスなどのスプレー系でも全然OK!JR池袋駅前界隈の貴院も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それからギリシャ神としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれた経営者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ヘスペリデスの庭園の黄金の林檎贈呈コース』、または『貴方の家の屋根もついでに支えてあげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アトラースの最新献身日記 “重き荷を背負い、立ったまんまではいチーズ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアトラース。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日もせっせと肩を冷やしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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