格安ホームページ制作

94. アレキサンダー大王の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●アレキサンダー大王は海の中に興味をおぼえ、ガラスの樽に入り海中を探検した…らしい。→注

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アレキサンダー大王、29歳。
いままさに、ノドを押さえ苦しんでおるのです。
「う〜ん…こまった。酸素ボンベがない!水圧の影響を考えなかった!呼吸ができん!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、部下のクラテロスです。
そう、昔から偉大な大王というのは、常にお供が随行するのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにクラテロスが言いました。
「大王様、ホームページ制作をやられては?古代の地中海では、酸素ボンベを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
アレキサンダー大王も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大征服者でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、お魚の観察もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアレキサンダー大王なのです。
“初めまして、アレキサンダー大王です。密閉されたガラスの樽内で、酸素に難儀しております。エーゲ海近郊には酸素ボンベはございません。ボンベをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアレキサンダー大王。そう、昔から偉大な大王というのは、度胸以外に慎重さもあわせ持つのですのです。

“こんにちは、アレキサンダー大王だよ。べつに無鉄砲じゃないよ!酸素ボンベを持ってきてくれないか?呼吸をラクにして、ゆっくり海底探検さ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アレキサンダー大王:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大征服者でした。

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「あ、ども…アレキサンダー大王ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアレキサンダー大王様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、人類最初の帝国構築者です。んで、いま酸欠状態なので酸素ボンベを集めたいのです。」

「人類最初の帝国構築者ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アレキサンダー大王だよ。べつに無鉄砲じゃないよ!酸素ボンベを持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアレキサンダー大王。

「う〜ん…まずお聞きしますが、酸素ボンベを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしダイバー向けのスキューバ用品店経営者かな?、自社の宣伝の為、酸素ボンベ持って駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“ダイバー向けスキューバ用品店の経営者”“酸素ボンベ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのスキューバ用品店じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、湘南平塚界隈ですね?あとは九十九里浜界隈とか、あのへんまでエリアを広げますか?石垣島とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“湘南平塚界隈の、ダイバー向けスキューバ用品店経営者さんへ:アレキサンダー大王が酸素ボンベを所望です。”

紹介文
“至急、酸素ボンベの大きいヤツを持ってきててくれませんか?エジプトのファラオも兼ねてますので、身元は確かです。フルフェイスマスク付の完全防水モノがベスト!九十九里浜の貴店も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから大王としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、酸素ボンベを提供してくれた経営者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『エジプトのピラミッド2つ3つ進呈コース』、または『ペルシャの群国2つ3つ進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アレキサンダー大王の最新チアノーゼ日記 “私は決して負けない人だ”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…苦しいから、急いで制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアレキサンダー大王。おどろくなかれ、1時間もすると手元に酸素ボンベがわんさかさ。間一髪で酸素をむさぼりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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