格安ホームページ制作

91. 細川忠興の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●細川忠興は、妻である細川ガラシャの美しさに見とれた植木職人を手討ちにした…らしい。→注

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細川忠興さん、32歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。アイマスクがない!ガラシャへの男どもの熱視線をカットしきれん!あいはぶあじぇらしぃ!」
「あなた!女は、見られるコトによって綺麗になるのでございますよ。」
横でたしなめるのは、やきもち焼きの夫をウザがるガラシャです。
そう、昔から二代目武将というのは、独占欲の強いやからが多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。しかたなくガラシャが言いました。
「あなた、ホームページ制作をやられては?肥後界隈では、アイマスクを調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
細川忠興も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、丹後宰相でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、小田原征伐への参陣もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう細川忠興なのです。
“初めまして、細川忠興です。植木職人どもに装着させるアイマスクに難儀しております。肥後界隈ではアイマスクが入手できません。アイマスクをたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む細川忠興。そう、昔から二代目武将というのは、神経がかぼそい人が多いのです。

“こんにちは、細川忠興だよ。べつにキモくはないよ!アイマスクを持ってきてくれないか?ガラシャへの視線をさえぎって、今日も安心りらいぶさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓細川忠興:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、丹後宰相でした。

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「あ、ども…細川忠興ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では細川忠興様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、熊本藩主です。んで、妻を独占する為アイマスクを集めたいのです。」

「熊本藩主ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、細川忠興だよ。べつにキモくはないよ!アイマスクを持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ細川忠興。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アイマスクを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし東急ハンズの便利グッズフロア店員かな?、自社の宣伝の為、アイマスクもって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“東急ハンズの便利グッズフロア店員”“アイマスク”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる店員さんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでご勤務されてる店員さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、池袋ハンズですね?あとは渋谷ハンズとか、あのへんまでエリアを広げますか?銀座ハンズとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“池袋ハンズにお勤めの、便利グッズフロア店員さんへ:細川忠興がアイマスクを所望です。”

紹介文
“至急アイマスク持って、駆けつけてくれませんか?利休七哲の一人ですので、身元は確かです。顔全体を覆うフェイスマスクタイプがベスト!渋谷ハンズにお勤めのあなたも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから藩主としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アイマスクを提供してくれた店員さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『茶席松向庵のご優待券贈呈コース』、または『肥後名物!一文字ぐるぐる1年分贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜細川忠興の最新束縛日記 “オレ以外のオトコと、口をきいてはいけない!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった細川忠興。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアイマスクがわんさかさ。今日もせっせと職人さんにかぶせつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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