格安ホームページ制作

90. 司馬仲達の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●司馬仲達は、首を180度後ろに回転させることができた…らしい。→注

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司馬仲達さん、52歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。シップ薬が足りない!調子こいて首回しすぎたんで、頸骨が痛い!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で同意するのは、長男の司馬師です。
そう、昔から偉大な権力者というのは、なにかしら人とは違うモノなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに司馬師が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?洛陽界隈では、もはやシップ薬を調達できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
司馬仲達も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大将軍でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、公孫淵の征討もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう司馬仲達なのです。
“初めまして、司馬仲達です。シップ薬に難儀しております。洛陽界隈のシップ薬はもう使い尽くしてしまいました。シップ薬をたくさんお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む司馬仲達。そう、昔から偉大な権力者というのは、ひたすらナーバスに自己を気遣うのです。

“こんにちは、司馬仲達だよ。べつにアホじゃないよ!首の激痛を和らげるシップ薬を持ってきてくれないか?早いトコ完治して、明日も権力闘争まっしぐらさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓司馬仲達:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大将軍でした。

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「あ、ども…司馬仲達ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では司馬仲達様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、将来帝位簒奪を狙う権力者です。んで、元気を保つ為シップ薬を集めたいのです。」

「帝位簒奪を狙う権力者ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、司馬仲達だよ。べつにアホじゃないよ!首の激痛を和らげるシップ薬を持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ司馬仲達。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シップ薬を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし整体院の経営者かな?、自社の宣伝の為、シップ薬もって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“整体院の経営者”“シップ薬”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで開業されてる整体院じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、地主の旦那が多いJR板橋駅前ですね?あとはJR荻窪駅前とか、あのへんまでエリアを広げますか?鎌田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“JR板橋駅前界隈の、整体院経営者さんへ:司馬仲達がシップ薬を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、シップ薬を提供してくれませんか?孫の代で皇帝にのし上がる予定ですので、身元は確かです。サロンパスなどの既製品でも全然OK!JR荻窪駅前界隈の貴院も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから権力者としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、シップ薬を提供してくれた経営者さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『少しづつ皇帝から権力を削り取るコツ伝授コース』、または『おだやかに帝位禅譲させるコツ伝授コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜司馬仲達の最新ブイブイ日記 “諸葛孔明がライバル!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった司馬仲達。おどろくなかれ、1週間もすると手元にシップ薬がわんさかさ。今日もせっせと首を冷やしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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