格安ホームページ制作

9. 宮本武蔵の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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宮本武蔵さん、20歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。舟の櫂がない。木刀を削りだせん。ツバメ返しに敗れる!」
「何が木刀だ!削っちまったら、船こげねぇだろが!」
火のような怒声を脇から浴びせるのは、船頭のじいさんです。
そう、昔から偉大な剣客というのは、他人のモノも自分のモノも関係ない人が多いのです。

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出発も迫った小倉の浜辺。じいさんが言いました。
「あんた、ホームページ制作でもやりなすったら?豊後にいる漁師だけじゃ、なかなか櫂は集まらんわ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の作戦を強烈にアッピールしちゃいなされ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
武蔵も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの二刀流の祖でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1時間!』系の本を買いこみ、待たせてる小次郎のコトなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう宮本武蔵なのです。
“はじめまして、宮本武蔵です。櫂をたくさん削りだして、長い木刀をいっぱい作りたいです。木刀で戦わないと、ツバメ返しでまっぷたつにされてしまいます。1本でも2本でも大歓迎、至急ごカンパいただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む宮本武蔵。そう、昔から偉大な剣客というのは、作戦を練りまくる人が多いのです。

“我は宮本武蔵。櫂は余っておらんか?戦法は確定しておる。物干し竿のとどかん距離から、小次郎のおつむをコッツーンだ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓宮本武蔵:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、二刀流の祖でした。

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「あ、ども・・宮本武蔵ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では宮本様、いったいどのようなご業種でらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、剣客です。んで、木刀にする櫂を集めたいのです。」

「剣客ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“我は宮本武蔵。櫂は余っておらんか?戦法は確定しておる。物干し竿〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ宮本武蔵。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、櫂を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん・・やっぱし若者かな?かれらは年寄りとちがってケンカ好きだから、船底から割れ櫂ひとつかみして、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“若者”“”この2語が不可欠ですね。そして募集する若者達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身いまいらっしゃる小倉ですね?あとは下関とか、あのへんまでエリアを広げますか?脇の浦とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“小倉界隈にお住まいの、櫂をお持ちの若者達へ:宮本武蔵です。”

紹介文
“小倉浜に至急かけつけ、櫂をカンパしてくれませんか?ガンガン削りだして、小次郎を打ちすえます!二刀流の興亡がかかっております。下関浜にお住まいの、剣術好きの若者も大歓迎!ぜひはせ参じください。もしよかったら、巌流島まで見物にいらしてもOK!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから剣客としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなご褒美を、櫂の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『二刀流徹底伝授コース』と、『五輪の書初版進呈コース』、または『三食付内弟子コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜宮本武蔵の最新決闘速報“小次郎やぶれたり!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった宮本武蔵。おどろくなかれ、2時間もすると手元に櫂がわんさかさ。手にマメを作って削りつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。 ってか、とっとと出発しろよ・・。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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