格安ホームページ制作

86. 徳川家康の場合2
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●徳川家康はナスが大好物だった…らしい。→注

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徳川家康さん、66歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜む・・こまった。漬物石がない。ナスのおしんこが作れん!漬物食って元気つけて、死ぬ前に豊臣氏を滅ぼさねばぁ!」
「ごもっともでございます、上様。まことにゆゆしき事態にございます。」
横からすかさず迎合するのは、謀臣の本田正信です。
そう、昔から偉大な政治家というのは、食べ物にもうるさいのです。

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一気に緊迫する場の空気。本田正信が言いました。
「上様、ホームページ制作をおやりになっては?駿府では、なかなかよい漬物石は入手できませぬ・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
家康も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの大御所でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、武家諸法度制定などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう徳川家康なのです。
“はじめまして、徳川家康です。漬物石をたんまり確保し、徹夜で豊臣糾弾をプランしたいのです。漬物石がないと、パリッとしたナスのおしんこが作れません。石をたくさんストックされてる方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む徳川家康。そう、昔から偉大な政治家というのは、ひたすら神経質にプランニングするから政争に強いのです。

“こんにちは、徳川家康だよ。漬物石に難儀しております。みんなで献上してくれないか?麦飯と一緒にかっこんで、ササッと豊家を討伐さぁ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓徳川家康:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大御所でした。

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「あ、ども・・徳川家康ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では徳川家康様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、幕府創設者です。んで、ナスの発酵をスムーズに進行させる為、漬物石を集めたいのです。」

「幕府創設者ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、徳川家康だよ。漬物石に難儀しております。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ徳川家康。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、漬物石を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人達に?」

「う〜ん・・やっぱし屋台の石焼いも屋さんかな?お店の宣伝の為、大きい石持って駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“屋台の石焼いも屋”“漬物石”この2語が不可欠ですね。そして募集する石焼いも屋さんの営業エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くで屋台引いてる石焼いも屋に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、青石の秩父ですね?あとは根府川石とか、あのへんまでエリアを広げますか?大谷石とか、あれはちょっと軽いですよね、漬物用には?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“秩父界隈でご営業の、屋台の石焼いも屋さんへ:徳川家康が、漬物石を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、漬物石を提供してくれませんか?駿府の大御所ですので、身元は確かです。なるべく大きい玄武岩がベスト!根府川界隈の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから神君としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎに褒章概要・・つまりどのような御礼を、漬物石の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『江戸城内での営業許可コース』とか、『焼き芋奉行に取り立てたげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜徳川家康の隠忍日記“不自由を、常とおもへば不足なし!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった徳川家康。おどろくなかれ、2週間もすると手元に漬物石がわんさかさ。日に何回も石をどけ、ナスのつかり具合を見つつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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