格安ホームページ制作

79. 水戸光圀の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●水戸光圀は鮭が好物で、カマとハラスと皮を特に好んだ…らしい。→注

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水戸光圀さん、43歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。鮭の皮がない!カリカリに焼きご飯をくるりとロールして食べると美味しいのに!料理人が気をきかして皮を剥ぎ捨ててしまいおったー!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!ズデッ!」
横でうろたえすっ転ぶのは、うっかり八兵衛です。
そう、昔から偉大な藩主というのは、 魚の食べ方にも一家言を持つのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに八兵衛が言いました。
「ご隠居、ホームページ制作をやられては?水戸城内では、もはや鮭の皮を入手できませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれれん!」
水戸光圀も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、黄門さまでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、悪代官を懲らしめるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう水戸光圀なのです。
“初めまして、水戸光圀です。ご飯の最後の一口を美味しく食べる為の鮭の皮に、難儀しております。城内の鮭の皮は徴収し尽くしました。鮭の皮をたくさんお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む水戸光圀。そう、昔から偉大な藩主というのは、何事も熟考してから判断するのです。

“こんにちは、水戸光圀だよ。べつに育ちは悪くないよ!鮭の皮を持ってきてくれないか?助さんに、七輪でカリカリに焼いてもらうのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓水戸光圀:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、黄門さまでした。

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「あ、ども…水戸光圀ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では水戸光圀様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、天下の副将軍です。んで、自己の嗜好の為鮭の皮を集めたいのです。」

「天下の副将軍ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、水戸光圀だよ。べつに育ちは悪くないよ!鮭の皮を持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ水戸光圀。

「う〜ん…まずお聞きしますが、鮭の皮を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし温泉宿のお運びさんかな?お膳に残った鮭の皮もって、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“温泉宿のお運びさん”“鮭の皮”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるお運びさんの勤務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの温泉宿じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、やっぱ関東じゃなんといっても箱根ですかね?あとは熱海とか、あのへんまでエリアを広げますか?館山とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“箱根界隈の温泉宿にお勤めのお運びさんへ:水戸光圀が鮭の皮を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、鮭の皮を提供してくれませんか?水戸藩主ですので、身元は確かです。格さんに七輪であぶってもらいます!熱海界隈でお勤めの貴女も、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから藩主としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、鮭の皮を提供してくれたお運びさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『かげろうお銀にシェイプアップを指導してもらえるコース』、または『風車の弥七とダーツバーでデートできるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜水戸光圀の最新食い意地日記 “助さん、格さん、もういいでしょう!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった水戸光圀。おどろくなかれ、1週間もすると手元に鮭の皮がわんさかさ。きょうも目を細めて咀嚼しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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