格安ホームページ制作

7. 銭形平次の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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銭形平次さん、41歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。銅銭がない。投げるモノがない。捕り物ができねぇ!」
「何が銅銭よ!屁理屈こねずに、十手で勝負おし!」
火のような怒声を脇から浴びせるのは、女房のお静です。
そう、昔から偉大な岡っ引きというのは、道具にこだわっちゃう人が多いのです。

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針のむしろの晩御飯。お静が言いました。
「あんた、ホームページ制作でもやったら?神田にいる手下の才覚だけじゃ、銅銭は集まらないわ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の捕り物魂を強烈にアッピールしちゃうのよ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつぁいいかもしんねぇ!」
平次も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの庶民の味方でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、マゲの手入れなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう銭形平次なのです。
“はじめまして、銭形平次です。銭をたんまりふところに、下手人をおっかけたいです。銅銭がないと、お江戸の平和は守れません。10枚でも20枚でも大歓迎、至急ごカンパいただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む銭形平次。そう、昔から偉大な岡っ引きというのは、ひたすら深慮しまくる人が多いのです。

“べらんめぇ、銭形平次でぇ。銭をふるまっちゃ、くんねぇか?下手人の目ぼしぁついてる!一緒に銭ブチ当てて、お江戸を明るくしねぇか?べらんめぇ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓銭形平次:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、庶民の味方でした。

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「あ、ども・・銭形平次ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では銭形様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、岡っ引きです。んで、下手人に投げる銅銭を集めたいのです。」

「岡っ引きですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“べらんめぇ、銭形平次でぇ。銭をふるまっちゃ、くんねぇか?下手人の〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ銭形平次。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、銅銭を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん・・やっぱし若者かな?かれらは年寄りとちがってノリがいいから、かかぁの財布から銭ぃひとつかみして、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“若者”“”この2語が不可欠ですね。そして募集する若者達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになる神田明神下ですね?あとは銀座とか、あのへんまでエリアを広げますか?五反田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“神田界隈にお住まいの、銭をお持ちの若者達へ:銭形平次です。”

紹介文
“明神下に至急かけつけ、銭をカンパしてくれませんか?バッカバカ投擲して、下手人を追いつめなきゃなんねぇ!お江戸の秩序がかかっておりやす。銀座にお住まいのリッチな若者も大歓迎!お気軽にきてくんねぇ。すまねぇが、札だったらくずして持ってきてくんねぇ!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから岡っ引きとしての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなアドバンテージを、どのようなお礼を、銅銭の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・テレビにゲスト出演優待コースと、特製サイン入り十手進呈コース、または『撮影所顔パスOKコース』、『親類縁者の不祥事、手心コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜銭形平次の最新捕り物速報“罪を憎んで人を憎まず!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった銭形平次。おどろくなかれ、2週間もすると手元に銭がわんさかさ。腹が冷えるほどふところにつめこみ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。 ってか、とっとと仕事しろよ・・。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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