格安ホームページ制作

69. 宮本武蔵の場合2
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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宮本武蔵さん、56歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。箸がない。ハエを捕まえられん。伝説に傷がついてしまう!」
「父上!ハエなんぞ箸でつまんだら、不衛生でございます!」
横で必死にいさめるのは、養子の宮本伊織です。
そう、昔から偉大な剣客というのは、いったん目標を定めるとわき目もふらない人が多いのです。

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徐々に緊迫する場の空気。しかたなく伊織が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられたら?熊本城下では、もはや箸は集まりませぬ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
武蔵も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの二刀流の祖でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1時間!』系の本を買いこみ、『五輪書』執筆などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう宮本武蔵なのです。
“はじめまして、宮本武蔵です。箸をたくさんストックして、ハエ掴みの悲願を達成したいです。2本でも4本でも大歓迎、至急ごカンパいただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む宮本武蔵。そう、昔から偉大な剣客といえど、ブルーな時もあるのです。

“こんにちは、宮本武蔵だよ。べつに変わりモンじゃないよ!箸を持ってきてくれないか?飛んでるハエをピックアップして、凡愚どもをキャーキャーいわすのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓宮本武蔵:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、二刀流の祖でした。

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「あ、ども・・宮本武蔵ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では宮本様、いったいどのようなご業種でらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、剣客です。んで、飛んでるハエを掴む為の箸を集めたいのです。」

「剣客ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、宮本武蔵だよ。べつに変わりモンじゃないよ!箸を持ってきてくれないか?”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ宮本武蔵。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、箸を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱし、割り箸を袋に詰める内職やってる主婦かな?単調な仕事に飽き飽きしてるから、商品もって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“割り箸を袋に詰める内職やってる主婦”“”この2語が不可欠ですね。そして募集する主婦達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる主婦に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、さつまおごじょの鹿児島ですね?あとは福岡とか、あのへんまでエリアを広げますか?山口とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“鹿児島界隈にお住まいの、割り箸を袋に詰める内職やってる主婦達へ:宮本武蔵が、箸を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、箸をカンパしてくれませんか?根気強くチャレンジし、必ずハエを掴んでみせます!剣豪の伝説がかかっております。福岡にお住まいの貴女も、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから剣豪としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなご褒美を、箸の提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『ハエを掴んだ記念のお箸、贈呈コース』とか、または『一生の記念!貴女の額につけた米粒、一刀両断コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜宮本武蔵の最新チャレンジ日記“やれ摘むな、ハエがてをするあしをする!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった宮本武蔵。おどろくなかれ、1週間もすると手元には割り箸がわんさかさ。今日も汗だくで宙を摘みつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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