格安ホームページ制作

65. 白雪姫の継母の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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白雪姫の継母さん、33歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。りんごが足りない。白雪めに食らわせる毒りんごが作れん!世界一の美女になれん!→注
「世界一の美人は、白雪姫。」
横で機械的に繰り返すのは、魔法の鏡です。
そう、昔からおとぎばなしのヒールというのは、側近にさえおちょくられるのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに魔法の鏡が言いました。
「継母さん、ホームページ制作をやったらどうですか?この近所では、りんごはとれません。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットでりんごを集め、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれぬ!」
継母さんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの毒殺魔でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、エステ行くのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう継母さんなのです。
“初めまして、白雪姫の継母です。自己の野望を完遂するためのりんごに、難儀しております。この近所では、りんごはとれません。りんごをたくさんお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むりんごころりんの継母。そう、昔からおとぎばなしのヒールというのは、策を弄しすぎてドツボにはまるのでした。

“こんにちは、白雪姫の継母です。べつにヒステリーじゃないのよ!りんごを持ってきてくれないこと?そう、ガンガン毒仕込んで、白雪に無理やり食わせるのっ!よろしく!”

「くだけすぎ。どうもうまくいかないわ…。」
↓白雪姫の継母:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、毒殺魔でした。

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「あ、ども…白雪姫の継母ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では白雪姫の継母様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、御伽噺の悪役です。んで、白雪の小娘を懲らしめる為、りんごを集めたいのです。」

「御伽噺の悪役ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、白雪姫の継母さんです。べつにヒステリーじゃないのよ!りんごを持ってきてくれないこと?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ白雪姫の継母。

「う〜ん…まずお聞きしますが、りんごを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしりんご飴売ってるおじさんかしら?あまりモンのりんご持って、駆け参じてくれるんじゃない?」

「はい、するとまず“りんご飴売ってるおじさん”“りんご”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるおじさんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの縁日で開店してるりんご飴のおじさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、浅草は浅草寺ですかね?あとは柴又帝釈天とか、あのへんまでエリアを広げますか?原宿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだね、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“浅草寺界隈で、りんご飴売ってるおじさん達へ:白雪姫の継母が、りんごを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、りんごをカンパしてくれませんか?娘毒殺に燃える継母ですので、身元は確かです。アメでコーティングするまえの皮をむいてないヤツをお願い!帝釈天界隈のあなたも、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから御伽噺の悪役としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきたわね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、りんごを提供してくれたおじさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『猟師に騙されて作ったイノシシの肝臓塩茹試食コース』、または『娘がライバル!継母の心構え伝授コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなすわね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜白雪姫の継母の最新意地悪日記 “鏡にクダまいて30年!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった白雪姫の継母さん。おどろくなかれ、1週間もすると手元にりんごがわんさかさ。きょうもせっせと毒を詰めつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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