格安ホームページ制作

63. かちかち山のうさぎの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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かちかち山のうさぎさん、満3歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。火打ち石がない。タヌキの背に点火できん!じいさんの恨みをはらせん!→注
「すまん、うさぎさん!気持ちだけで十分じゃ!」
横で感涙にむせぶのは、おばあさんを撲殺されたおじいさんです。
そう、昔からおとぎばなしのベビーフェイスというのは、根っからのお人よしであるケースが多いのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついにおじいさんが言いました。
「うさぎさんや、ホームページ制作をやったらどうじゃ?この近所では、火打ち石は産出せん。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで火打ち石を募集し、自己の窮状を強烈にアッピールするのじゃ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
うさぎさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの主人公でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ニンジンかじるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまううさぎさんなのです。
“初めまして、かちかち山のうさぎです。ハナシを進行させるに不可欠の火打ち石に、難儀しております。近所のドロ山では、火打ち石はとれません。イキのいい火打ち石をたくさんお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む火打ち石ころりんのうさぎ。そう、昔からおとぎばなしの復讐者というのは、策を弄しすぎてドツボにはまるのでした。

“こんにちは、かちかち山のうさぎさんだよ。べつにリベンジャーじゃないよ!火打ち石を持ってきてくれないか?そう、鋼鉄片の火打金に硬い石を打ちあわせ、タヌキが背負った薪に後ろから点火さ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓かちかち山のうさぎ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、主人公でした。

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「あ、ども…かちかち山のうさぎともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではかちかち山のうさぎ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、御伽噺の主役です。んで、チンピラタヌキを懲らしめる為に、火打ち石を集めたいのです。」

「御伽噺の主役ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、かちかち山のうさぎさんだよ。べつにリベンジャーじゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ火打ち石ころりんのうさぎ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、火打ち石を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし100円ライター製造工場の経営者かな?自社の宣伝の為、火打ち石持って駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“100円ライター製造工場の経営者”“火打ち石”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる経営者さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのライター製造工場さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、工場が多い足立区ですね?あとは同じく工業地帯の荒川区とか、あのへんまでエリアを広げますか?北千住とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“足立区界隈の、100円ライター製造工場をやってる経営者さんへ:かちかち山のうさぎが、火打ち石を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、火打ち石をカンパしてくれませんか?復讐に燃えるうさぎですので、身元は確かです。マッチではいけません。かちかち山でなく、シュパシュパ山になってしまいます。荒川区界隈のあなたも、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから御伽噺の主役としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、火打ち石を提供してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『太っ腹!危機の際脱兎の如く逃げ出すコツ伝授コース』、または『超太っ腹!月でついたお餅進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜かちかち山のうさぎの最新バニー日記 “二兎を追うものは一兎をも得ず”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったかちかち山のうさぎさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元に火打ち石がわんさかさ。きょうもタヌキの背後に張り付きつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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