格安ホームページ制作

61. おむすびころりんのおじいさんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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おむすびころりんのおじいさん、68歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。おむすびがない。つい早弁してしまった!穴に落して、ねずみさんのお礼にありつけん!→注
「すまん、じいさん!ワシがおににぎりいっぱい持たせてやれば!」
横で泣き崩れるのは、おばあさんです。
そう、昔からおとぎばなしのベビーフェイスというのは、配偶者もいい人であるケースが多いのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついにおばあさんが言いました。
「じいさんや、ホームページ制作をやったらどうだ?けさ炊いたお米は、もうないぞい。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットでホカホカおむすびを募集し、自己の窮状を強烈にアッピールするのじゃ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
おむすびころりんのおじいさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの主人公でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、木を切るお仕事そっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうおむすびころりんのおじいさんなのです。
“初めまして、おむすびころりんのおじいさんです。ハナシを進行させるに不可欠のおむすびに、難儀しております。おべんとのおむすびは喰い尽くしました。美味しいおむすびをたくさんお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むおむすびころりんのおじいさん。そう、昔からおとぎばなしのベビーフェイスというのは、人がよすぎてたまに悩むとドツボにはまるのでした。

“こんにちは、おむすびころりんのおじいさんだよ。べつに天然じゃないよ!おむすびを持ってきてくれないか?そう、炊き立てのホッカホカをアッチッチしながら握った、ほのぼのしたヤツさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓おむすびころりんのおじいさん:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、主人公でした。

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「あ、ども…おむすびころりんのおじいさんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではおむすびころりんのおじいさん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、御伽噺の主役です。んで、夜間書物にむかう灯りを得る為の、おむすびを集めたいのです。」

「御伽噺の主役ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、おむすびころりんのおじいさんだよ。べつに天然じゃないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つおむすびころりんのおじいさん。

「う〜ん…まずお聞きしますが、おむすびを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしおばあちゃんがやってる手作りおにぎり屋さんかな?手でにぎにぎするから、コンビニのと違ってま〜るく造形されてるんじゃないか?」

「はい、するとまず“おばあちゃんがやってる手作りおにぎり屋さん”“おむすび”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるおにぎり屋さんの在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのおにぎり屋さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、下町の東長崎ですね?あとは同じく下町の板橋本町とか、あのへんまでエリアを広げますか?町谷とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“東長崎界隈の、手作りおにぎり屋さんやってるおばあちゃんへ:おむすびころりんのおじいさんが、おむすびを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、おむすびをカンパしてくれませんか?無欲な老人ですので、身元は確かです。お米の種類よりも、炊き方のふっくら加減にこだわってください。私の老後がかかっております。板橋本町界隈の貴女も、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから御伽噺の主役としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、おむすびを提供してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『太っ腹!ねずみからもらうお礼1割進呈コース』、または『超太っ腹!お礼で新築予定の新居に間借りOK!コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜おむすびころりんのおじいさんの最新コロコロ日記 “おむすびころげて因果応報。”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったおむすびころりんのおじいさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元におむすびがわんさかさ。きょうも一生懸命ころがしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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