格安ホームページ制作

6. 織田信長の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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織田信長さん、26歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。湯漬けを作るパールライスがない。桶狭間にむかえん。奇襲ができん!」
「何が湯漬けよ!屁理屈こねずに、一気に突撃しなさいよ!」
火のような怒声を脇から浴びせるのは、妻のお濃の方です。
そう、昔から偉大な武将というのは、細部にこだわっちゃう人が多いのです。

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針のむしろの中の『敦盛』の舞。お濃の方が言いました。
「あんた、ホームページ制作でもやったら?尾張にいる郎党のクチコミだけじゃ、パールライスは集まらないわ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の 空腹を強烈にアッピールしちゃうのよ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
織田信長も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの第六天魔王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1時間!』系の本を買いこみ、鷹狩りなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう織田信長なのです。
“初めまして、織田信長だぞよ。さっさと湯漬けを喰って、出陣がしたい。パールライスがないと、今川に喰われて「是非に及ばず」になり候。1合でも2合でもいい、至急献上せよ。”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む織田信長。そう、昔から偉大な武将というのは、ひたすらプランニングしまくる人が多いのです。

“こんにちは、織田信長です。お米をふるまっては、くれないか?昆布と勝ち栗はあるよ!一緒に湯漬けかっこんで、今川義元を不意討ちしよう。とっても楽しいよ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓織田信長:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、第六天魔王でした。

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「あ、ども・・織田信長ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では信長様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、戦国武将です。んで、湯漬けにするお米を集めたいのです。」

「戦国武将ですか、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、織田信長です。お米をふるまっては、くれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ織田信長。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、お米を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのくらいの年齢の人に?」

「う〜ん・・やっぱし若者かな?かれらは年寄りとちがってノリがいいから、おうちのお米をひとつかみして駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“若者”“お米”この2語が不可欠ですね。そして募集する若者達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来るのを待ってられないような遠くにいる人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになる尾張清洲ですね?あとは三河とか、あのへんまでエリアを広げますか?伊賀・甲賀とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“尾張国清洲にお住まいの、お米をお持ちの若者達へ:織田信長です。”

紹介文
“清洲城に至急かけつけ、お米をカンパしてくれませんか?いかに早く湯漬けをかっ込み、出陣するか?尾張の命運がかかっております。三河にお住まいの若者も大歓迎!お気軽にはせ参じ候。クロネコ便での郵送は着払い可!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎに褒章概要・・つまりどのようなご褒美を、どのくらいのスパンで若者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・領収書払い即金コースと、末締め翌々月口座入金コース、または『永楽銭つかみどりコース』、『試験なしで清洲城に仕官コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の逼迫した情報をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜織田信長の最新出陣速報“今日も、人間50年!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった織田信長。おどろくなかれ、30分もするとパールライスがわんさかさ。若者たちと湯漬けを喰らい、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。 ってか、とっとと出陣しろよ・・。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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