格安ホームページ制作

59. 細川藤孝の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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細川藤孝さん、32歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。油がない。灯籠を灯せん!義昭様の為、社殿から油を頂戴せねばならん!→注
「暗いぞよ、藤孝!余は灯りが欲しいぞよ!」
横でブーたれるのは、後の将軍足利義昭です。
そう、昔から忠実な家臣というのは、 主君が世間知らずで苦労するケースが多いのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついに足利義昭が言いました。
「藤孝、ホームページ制作をやったらどうだ?この山中では、もはや油を入手できん。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、われ等の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作でござりまするか!それはいいかもしれませぬ!」
細川藤孝も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、幽斎玄旨でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、朝倉家への根回しなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう細川藤孝なのです。
“初めまして、細川藤孝です。灯籠の油に、難儀しております。地元の油は徴収し尽くしました。油をたくさんお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む細川藤孝。そう、昔から忠実な家臣というのは、みけんにしわ寄せ悩むコトが多いのです。

“こんにちは、細川藤孝だよ。べつに変な勧誘じゃないよ!油を持ってきてくれないか?灯籠のもと、夜中まで策を練りさっさとどっかの大名んトコ居座るのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓細川藤孝:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、幽斎玄旨でした。

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「あ、ども…細川藤孝ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では細川藤孝様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、将軍の忠臣です。んで、夜中に密談する為、油を集めたいのです。」

「将軍の忠臣ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、細川藤孝だよ。べつに変な勧誘じゃないよ!油を持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ細川藤孝。

「う〜ん…まずお聞きしますが、油を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱしよく油を取り替える、高級トンカツ屋さんかな?一日しか使ってない油を捨てるのはもったいなから、タッパに入れて駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“高級トンカツ屋”“”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるトンカツ屋さんの店舗エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くのトンカツ屋さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、やっぱ高級店といえば東京じゃ銀座ですね?あとは築地・新富町とか、あのへんまでエリアを広げますか?川崎とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“銀座界隈の、高級トンカツ屋さんへ:細川藤孝が油を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、油をカンパしてくれませんか?筆頭将軍候補者の家臣ですので、身元は確かです。ラードに限らず、エコナの植物油でもけっこう!わが出頭がかかっております。築地・新富町の貴店も、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから忠臣としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、油を提供してくれた店主に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『カルチャース講座!和歌、茶道、連歌、蹴鞠伝授コース』、または『塚原卜伝直伝!一刀流伝授コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜細川藤孝の最新流寓日記 “人数には 誰をするかの まりこ川”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった細川藤孝。おどろくなかれ、1週間もすると手元に油がわんさかさ。きょうも灯籠のもと皆で楽しく夕ご飯食べつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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