格安ホームページ制作

57. 福島正則の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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福島正則さん、37歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。ウコンがない。悪酔いを抑止できん!またうっかり、家来に切腹を命じてしまう!→注
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横でうろたえるのは、家臣の可児才蔵です。
そう、昔から酒癖の悪い武将というのは、 家来が心配性になるのです。

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徐々に緊迫する場の空気。可児才蔵が言いました。
「殿、ホームページ制作をやられては?清洲だけでは、殿の酒をおさむるに十分なウコンを募りきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自身の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
福島正則も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの左衛門大夫でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、石田三成との確執などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう福島正則なのです。
“初めまして、福島正則です。ウコンを持ってきてくれませんか?かわいい家臣たちを、大事にしたいのです。ご心配くださる方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む福島正則。そう、昔から酒癖の悪い武将というのは、しらふに戻るとわりと小心なのです。

“こんにちは、福島正則だよ。べつにおおトラじゃないよ。家来に切腹を命じちゃわないよう、悪酔いをさけたいのさ!でも禁酒はイヤです。ひとつよろしくっ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓福島正則:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、左衛門大夫でした。

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「あ、ども…福島正則ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では福島正則様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、尾張国清洲の国主です。んで、今後の家来の安全のため、ウコンを募集したいのです。」

「尾張国清洲の国主ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、福島正則だよ。べつにおおトラじゃないよ。家来に切腹を命じちゃわないよう〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つ福島正則。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ウコンを募る為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

う〜ん…やっぱし中華料理屋の店長さんかな?メニューにウコン杯あるだろうから、ストックもって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“中華料理屋の店長”“ウコン”この2語が不可欠ですね。そしてウコン持ってきてくれる店長さんのお店の在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまり遠方で営業してるお店に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーとりあえず、横浜中華街ですね?あとは中華料理屋が多い新宿御苑とか、あのへんにもエリアを広げますか?名古屋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“横浜中華街界隈の、メニューにウコン杯がある中華料理屋の店長さんへ:福島正則がウコンを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、ウコンをカンパしてくれませんか?酔って目が覚めたら家来が腹かっさばいてた、ではとっても困ります!わが家運がかかっております。新宿御苑でご営業してるあなたにも所望します!かっとびでこちらへ向かってください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、集まってくれた先生たちに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『いずれ起こる関ヶ原の戦い、特等席観覧コース』、または『太っ腹!その後もらう予定の安芸広島領一部進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜福島正則の最新二日酔い日記 “オレは陽気な酔っ払い!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった福島正則。おどろくなかれ、1週間もすると手元にウコンがわんさかさ。苦味をこらえて飲み下しつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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