格安ホームページ制作

54. 毛利元就の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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毛利元就さん、32歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。紐(ひも)がない。矢を三本にくくれん!一致団結の尊さを、息子どもにさとせん!→注
「ポッキポキ折れますよ!まったく力などいりまっせん!わーいわーい楽しいな!」
意味もなく矢を折りつつはしゃぐのは、三男の小早川隆景です。
そう、昔から偉大な武将というのは、 息子が脳天気であるケースが多々あるのです。

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徐々に緊迫する場の空気。継室の乃美大方が言いました。
「お館様、ホームページ制作をやられては?安芸だけでは、丈夫な紐を募りきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、御身の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
毛利元就も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの少輔次郎でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、厳島の戦いなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう毛利元就なのです。
“初めまして、毛利元就です。紐を持ってきてくれませんか?息子達に、共闘の必然性を叩き込みたいのです。ご心配くださる方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む毛利元就。そう、昔から偉大な武将というのは、ひたすらネガティブシンキングする人が多いのです。

“こんにちは、毛利元就だよ。べつに策略家じゃないよ。ドラ息子たちを、啓蒙したいのです…息子が三人だから、束ねる矢も3本!ひとつよろしくっ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓毛利元就:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、少輔次郎でした。

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「あ、ども…毛利元就ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では毛利元就様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、中国地方の覇者です。んで、自家の未来のため、紐を募集したいのです。」

「中国地方の覇者ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、毛利元就だよ。べつに策略家じゃないよ。ドラ息子たちを、啓蒙したいのです〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つ毛利元就。

「う〜ん…まずお聞きしますが、紐を募る為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱパッケージング教室の先生かな?いかに綺麗に、しっかり縛るかがお仕事だから、紐もって駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“パッケージング教室の先生”“”この2語が不可欠ですね。そして集合かける先生の在住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまり遠方の公民館で教室開いてる先生たちに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーとりあえず、カルチャー教室が多い五反田ですね?あとは神田とか、あのへんにもエリアを広げますか?浅草とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“五反田界隈の、毎日生徒の前でプレゼントを梱包してるパッケージング教室の先生へ:毛利元就が紐を募集です。”

紹介文
“至急かけつけ、一緒に矢を束ねてくれませんか?上品に可愛くビビッドに!息子たちもご納得さ!父の教えがかかっております。神田で開講してるあなたも大歓迎!かっとびでこちらへ向かってください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから戦国武将としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、集まってくれた先生たちに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『太っ腹!中国地方8ヶ国中1つあげちゃうコース』、または『豪華!博多の支配権進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜毛利元就の最新説教日記 “訓戒集には小言が30!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった毛利元就。おどろくなかれ、あれよあれよというまに、回りは3本の矢束でわんさかさ。青筋立てて矢を折ろうとする息子たちをながめつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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