格安ホームページ制作

51. 笠地蔵のおじいさんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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笠地蔵のおじいさん、77歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜む・・こまった。手ぬぐいがない。7体の地蔵すべてに雪よけを提供できん!→注
「オラオラどーしてくれんだよ!さみーじゃねーか!」
石なのに吼えるのは、なにも頭にかぶせてもらえない、7つめのお地蔵さんです。
そう、昔から商売が下手な人というのは、商品の常備を怠るのです。

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一気に緊迫する寒中の空気。お地蔵さんが言いました。
「じいさん、ホームページ制作でもやりなよ。手持ちがねーんなら他から仕入れて供給する、商いの基本だぜ・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするんさ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
笠地蔵のおじいさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの喜寿老人でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、吹雪の中ノーパソが傷むのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう笠地蔵のおじいさんなのです。
“はじめまして、笠地蔵のおじいさんです。手ぬぐいをたんまり確保して、お地蔵さんにかぶせたいです。手ぬぐいがないと罰当たりになってしまいます。1枚でいいんです、至急ご提供いただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む笠地蔵のおじいさん。そう、昔から商売が下手な人というのは、決断力と踏ん切りに欠けるのです。

“こんにちは、笠地蔵のおじいさんだよ。困った困った、手ぬぐいが足りなくて、お地蔵さんがぴーちくぱーちく!みんなでもってきてくれないか?m(__)m とっととすませて、ササッと家にご帰還さぁ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓笠地蔵のおじいさん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、喜寿老人でした。

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「あ、ども・・笠地蔵のおじいさんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では笠地蔵のおじいさん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、準備の足りない商売人です。んで、お地蔵さんにかぶせる手ぬぐいを集めたいのです。」

「準備の足りない商売人ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“ここんにちは、笠地蔵のおじいさんだよ。困った困った、手ぬぐいが足りなくて、お地蔵さんがぴーちくぱーちく!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ笠地蔵のおじいさん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、手ぬぐいを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱし赤ちょうちんの小料理屋かな?来客にだす手ぬぐいもって、駆けさんじてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“小料理屋”“手ぬぐい”この2語が不可欠ですね。そしてネットで呼びかける小料理屋の在所エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいる小料理屋さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、新宿は思いで横丁ですね?あとは伊勢佐木町がある横浜市中区とか、あのへんまでエリアを広げますか?熱海とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“新宿西口界隈の、お客に手ぬぐいをだす小粋な小料理屋さんへ:笠地蔵のおじいさんです。”

紹介文
“至急かけつけ、手ぬぐいを提供してくれませんか?お地蔵さんの不満を鎮め、お返しへの布石を打つのです。伊勢佐木町でご営業のあなたにも、ぜひ所望いたします!入浴時も使える木綿の平織り布がベスト!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから喜寿老人としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにご褒美概要・・つまりどのような御礼を、手ぬぐいの提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『豪華!おばあさんが内職で作った綛玉贈呈コース』とか、『いずれお地蔵さんが届けてくれるお礼の財宝/3割贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜笠地蔵のおじいさんの最新手ぬぐい日記“捻じって紐状、喧嘩鉢巻!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった笠地蔵のおじいさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元に手ぬぐいがわんさかさ。吹雪の中、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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