格安ホームページ制作

50. 夫差の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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夫差さん、18歳。
いままさに、アタマを抱えこんでおるのです。
「う〜ん…こまった。たきぎがない。痛みを自己に強いれん!勾践への復讐を忘れてしまう!→注
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、右腕の伍子胥です。
そう、昔から偉大な復讐者というのは、 しっかりした補佐官にめぐまれているのです。

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徐々に緊迫する場の空気。ついに伍子胥が言いました。
「王よ、ホームページ制作でもやられら?宮廷内にはもはやたきぎがなく、御身に苦痛を与えきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで丈夫なたきぎを募集し、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
夫差も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、呉の第7代王でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、国力充実などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう夫差なのです。
“初めまして、夫差です。身体を横たえ痛みを感受する為のたきぎに、難儀しております。痛みをバネに復讐の念を燃やすのです。たきぎを大量にお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む夫差。そう、昔から偉大な復讐者というのは、ひたすら歯ぁ食いしばって恨みをつのらすのです。

“こんにちは、夫差だよ。べつに執念深い男じゃないよ!たきぎを持ってきてくれないか?固形燃料じゃトゲトゲがなくて用なさないのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓夫差:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、呉の第7代王でした。

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「あ、ども…夫差ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では夫差様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、仇討ちに燃える呉王です。んで、恨みを忘れないようにする為、たきぎを集めたいのです。」

「仇討ちですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、夫差だよ。べつに執念深い男じゃないよ!たきぎを持ってきてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ夫差。

「う〜ん…まずお聞きしますが、大量のたきぎを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱ冬山で狩猟を行うマタギさん達かな?山中で暖をとる為、たきぎは必需品なんじゃないか?」

「はい、するとまず“マタギさん”“たきぎ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる工務店<の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とてもこれないような遠くで狩猟するマタギさんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、大雪山のある北海道ですね?あとは大開山 のある秋田県とか、あのへんまでエリアを広げますか?吾妻小富士の福島県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“大雪山界隈の、森を駆け巡るマタギさん達様へ:夫差がたきぎを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、たきぎをカンパしてくれませんか?呉王ですので、身元は確かです。別に寒くて困ってるワケじゃなく、心がふにぁけない為です!私の復讐がかかっております。大開山界隈のあなたも、ぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから復讐者としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、たきぎを提供してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『わすれまいぞこの恨み!今はさなぎの時期〜恭順のフリ:コツ伝授コース』、または『泣き寝入りはノット!最期に勝つ為の心構え伝授コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜夫差の最新雌伏日記 “背中の痛みは心の痛み!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった夫差。おどろくなかれ、1週間もすると手元にたきぎがわんさかさ。きょうも背中にアザ作って天井あおぎつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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