格安ホームページ制作

49. 大阪焼きのおじさんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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大阪焼きのおじさん、43歳、働き盛り。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。紅しょうががない。大阪焼きにピリッとしたスパイシズムを加えれん!ねぼけた味じゃ、今の子供は買ってくれないー!」
「ケッ、なにがスパイシズムだよ。そんな英単語はねーんだよ!」
鋭いつっこみを真正面から浴びせるのは、ハナをたらしたクソガキです。
そう、昔から路上でモノを売る人というのは、材料の確保に苦労するのです。

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とりあえず、きゅうり串でその場をしのぐ夕暮。家に帰りかけのクソガキが言いました。
「おじさん、ホームページ制作でもやったら?競馬場で生野菜売ってるだけじゃ、ラチはあかないよ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのさぁ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
大阪焼きのおじさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの屋台販売員さんでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、生地の攪拌もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう大阪焼きのおじさんなのです。
“初めまして、大阪焼きのおじさんです。紅しょうががなくて、商品が賞味オーケーになりません。商売は継続してこそ実がある関係上、売れなくてもやっぱり新しい材料を仕入ねばななりません。ボヤボヤしてると生活費がタネ銭に食い込んできます。どなたか持ってきてくださいませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む大阪焼きのおじさん。そう、昔から路上でモノを売る人というのは、神経過敏な人が多いのです。

“どもー!大阪焼きのおじさんさー。紅しょうがはあまってないかな?手元にお持ちのあなた、タッパに入れて持ってきてくれない?とっても助かるんだけど!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓大阪焼きのおじさん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力はしないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、屋台販売員さんでした。

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「あ、ども・・大阪焼きのおじさんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では大阪焼きのおじさん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、和風ケーキ販売業です。で、味にアクセントを加えるため、紅しょうがを集めたいのです。」

「和風ケーキ販売業ですか、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“どもー!大阪焼きのおじさんさー。紅しょうがはあまってないかな?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ大阪焼きのおじさん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、紅しょうがを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった方々に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱしチェーンの牛丼屋さんかな?各店舗から徴収した紅ショウガもって、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“チェーンの牛丼屋さん”“紅しょうが”この2語が不可欠ですね。そしてネットで呼びかける牛丼屋さんの在地エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまりに遠方の牛丼屋さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身いま屋台をセッティングしてる府中ですね?あとは中山とか、あのへんまでエリアを広げますか?新宿ウィンズとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“府中界隈の、紅しょうがを確保してるチェーンの牛丼屋さんへ:大阪焼きのおじさんです。”

紹介文
“至急紅しょうがを持ってきてくれませんか?食用色素で赤色つけたヤツで十分!縁日で買ってくガキンチョには、わかりゃしません。中山界隈のあなたも、ぜひお送りください!。ソースはやっぱりおたふくソース!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから屋台販売員としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなお返しを、紅しょうがを提供してくれた牛丼屋さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『スーパー戦隊お面進呈コース』、または『ヨーヨー釣り無料券進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の逼迫した状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜大阪焼きのおじさんの最新販売口上“大阪には存在しないけど、大阪名物!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった大阪焼きのおじさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元に紅しょうががわんさかさ。今日も牛丼のわきにのっけつつ、ひとりモニターをのぞき検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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