格安ホームページ制作

48. 平清盛の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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平清盛さん、32歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。扇がない。夕日を招き戻せん!音戸の瀬戸を一日で切り開き、厳島の美姫に求愛できん!→注
「ごもっともでございます。ゆゆしき事態でございます。」
横で迎合するのは、嫡男の平重盛です。
そう、昔から偉大な政治家というのは、 長男をそばに置き帝王学を学ばせるのです。

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緊迫しまくる場の空気。ついに重盛が言いました。
「父上、ホームページ制作をやられては?安芸だけでは、もはや扇を募りきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、御身の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
平清盛も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの六波羅殿でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、日宋貿易などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう平清盛なのです。
“初めまして、平清盛です。扇を持ってきてくれませんか?夕日を海に沈ませたくないのです。ご同感くださる方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む平清盛。そう、昔から偉大な政治家というのは、ひたすら深慮する人が多いのです。

“こんにちは、平清盛だよ。べつに理不尽な男じゃないよ。オンナの前でいいカッコしたいのです…オートコだから!よろしくたのんます!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓平清盛:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、六波羅殿でした。

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「あ、ども…平清盛ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では平清盛様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、太政大臣です。んで、オンナ口説くため、扇を募集したいのです。」

「太政大臣ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、平清盛だよ。べつに理不尽な男じゃないよ。オンナの前で〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つ平清盛。

「う〜ん…まずお聞きしますが、扇を募る為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…業種っていうより、やっぱ90年代のジュリアナギャル達かな?ボディコン着たまま、扇もって踊り参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“90年代ジュリアナギャル”“”この2語が不可欠ですね。そして集合かけるボディコンギャルの生息エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまり遠方のクラブでお立ち台占拠してるボディコンギャルに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーとりあえず、一番近い盛り場の広島ですね?あとは大阪道頓堀とか、あのへんにもエリアを広げますか?名古屋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“広島界隈の、一晩中台上でセンス振ってるボディコンギャル達へ:平清盛が扇を募集です。”

紹介文
“至急かけつけ、一緒に夕日に向かい扇を振ってくれませんか?腰をフリフリで、お日様もご納得さ!男のメンツがかかっております。大阪で踊ってるあなたも大歓迎!かっとびでこっちに向かってください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから太政大臣としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、集まってくれたギャル達に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『都近辺の荘園贈呈コース』、または『後白河法皇への輿入れ斡旋コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜平清盛の最新ブイブイ日記 “平氏にあらずんば、人にあらず!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった平清盛。おどろくなかれ、あれよあれよというまに、回りはボディコンギャルがわんさかさ。横一列に並びみなで扇フリつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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