格安ホームページ制作

45. 桃太郎の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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桃太郎さん、15歳。社会的分別に目覚める年頃。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜む・・こまった。キビダンゴが足りない。3つのしもべに供給しきれん!」
「オラオラどーしてくれんだよ!ハナシがちがうじゃねーか!」
横で吼えるのは、三匹のなかで一番口が達者なサルです。
そう、昔から急造軍の将というのは、兵の造反で苦労するのです。

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徐々に緊迫する場の空気。わりと忠実なイヌが言いました。
「大将、ホームページ制作をおやりになったら?両親からの餞別だけでは、扶持のキビダンゴは足りませぬ・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
桃太郎も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの正義のヒーローでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ハチマキしめ直すのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう桃太郎なのです。
“はじめまして、桃太郎です。キビダンゴをたんまり確保して、兵を奮い立たせたいです。キビダンゴがないと、士気が薄弱になってしまいます。1個でも2個でも大歓迎、至急ご提供いただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む桃太郎。そう、昔から急造軍の将というのは、ナーバスにならざろうえないのです。

“こんにちは、桃太郎だよ。困った困った、キビダンゴが足りなくて、イヌ・サル・キジがぴーちくぱーちく!みんなでもってきてくれないか?m(__)m ガンガン喰わせて、ササッと鬼ヶ島を征伐さぁ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓桃太郎:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、正義のヒーローでした。

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「あ、ども・・桃太郎ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では桃太郎様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、義勇軍の将です。んで、家来への扶持にするキビダンゴを集めたいのです。」

「義勇軍の将ですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、桃太郎だよ。困った困った、キビダンゴが足りなくて、イヌ・サル・キジがぴーちくぱーちく!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ桃太郎。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、キビダンゴを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった職業の人に?」

「う〜ん・・やっぱしみやげ物屋さんかな?売りモンのキビダンゴもって、駆けさんじてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“みやげ物屋”“キビダンゴ”この2語が不可欠ですね。そして募集する若僧達の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいるみやげ物屋さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、実家がある岡山ですね?あとは香川とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“岡山界隈にお住まいの、キビダンゴを仕入れすぎたみやげ物屋さんへ:桃太郎です。”

紹介文
“至急かけつけ、キビダンゴを提供してくれませんか?郎党どもの不満を鎮め、鬼退治へと赴くのです。ヒーローの面子がかかっております。香川にお住まいのみやげ物屋さんも大歓迎!腐ると困るので、必ず真空パックにしてからお持ち下さい!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから正義のヒーローとしての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにご褒美概要・・つまりどのような御礼を、キビダンゴの提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『豪華!日本一と書いたのぼり贈呈コース』とか、『桃太郎ざむらい全話DVD贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜桃太郎の最新征伐日記“のこらず鬼を攻めふせて、分捕物をえんやらや!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった桃太郎。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキビダンゴがわんさかさ。今日も口いっぱいにほおばりつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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