格安ホームページ制作

44. タレーランの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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タレーランさん、52歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。砂糖がない。愛のように甘いカフェが入れれん!糖分ゼロでは脳が活性化せん!→注
「ケッ、何が愛のように甘い、だよ。「絹の靴下の中の糞」が!」
横で罵倒するのは、皇帝ナポレオンです。
そう、昔から偉大な政治家というのは、 国家元首に疎まれるものなのです。

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緊迫する場の空気。ついにナポレオンが言いました。
「タレーラン、ホームページ制作でもやったらどうだ?パリにある砂糖だけでは、お前のカフェをクソ甘くするに足りまい。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
タレーランも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、皇帝侍従長でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ヨーロッパ列強勢力均衡への根回しなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうタレーランなのです。
“初めまして、タレーランです。カフェを愛のように甘くする砂糖に、難儀しております。ガムシロップでは、もの足りません。砂糖をお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むタレーラン。そう、昔から偉大な政治家というのは、完全主義者なのです。

“こんにちは、タレーランだよ。べつに信用できない男じゃないよ!砂糖をカンパしてくれないか?カフェに死ぬほど投入して攪拌し、ドロドロにするのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓タレーラン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、皇帝侍従長でした。

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「あ、ども…タレーランともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではタレーラン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、敏腕政治家です。んで自己の格言の信憑性のために、カフェに入れる砂糖を集めたいのです。」

「敏腕政治家ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、タレーランだよ。べつに信用できない男じゃないよ!砂糖をカンパしてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つタレーラン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、砂糖を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった人達に?」

「う〜ん…やっぱし喫茶店のマスターかな?各テーブルから砂糖入れ集めて、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“喫茶店のマスター”“砂糖”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるマスターの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても出かけてこれないような遠くにある喫茶店のマスターに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになるパリですね?あとはセルジーとか、あのへんまでエリアを広げますか?ムーランとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“パリ界隈の、砂糖を仕入れすぎた喫茶店のマスターへ:タレーランが砂糖を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、砂糖を提供してくれませんか?皇帝侍従長ですので、身元は確かです。仮にナポレオンが失脚しても、政治の中枢に居座り続けます。甘くないと愛に昇華しません。セルジーにお住まいのあなたも、ぜひご寄付を!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから政治家としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、提供してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『歴史を目撃!ウィーン会議にご紹介コース』、または『フルコース!アントナン・カレームのひらめ料理!』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜タレーランの最新諦念日記 “誹謗中傷よりも酷いことがひとつある。それは真実だ!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったタレーラン。おどろくなかれ、1週間もすると手元に砂糖がわんさかさ。きょうも口ん中糖分でニチャニチャしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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