格安ホームページ制作

43. 松永久秀の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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松永久秀さん、43歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。もぐさがない。脳天に灸をすえられん!中風の予防ができん!→注
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます!」
横で迎合するのは、家臣の岡国高です。
そう、昔から偉大な奸雄というのは、 愚直な部下に恵まれた人が多いのです。

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じょじょに緊迫する場の空気。ついに岡国高が言いました。
「殿、ホームページ制作をおやりになっては?大和にあるもぐさだけでは、殿の頭頂に灸を供給しきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
松永久秀も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、大仏放火犯でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、筒井順慶とのこぜり合いなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう松永久秀なのです。
“初めまして、松永久秀です。脳天に灸をすえるもぐさに、難儀しております。温シップではよう効きません。もぐさをお持ちの方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む松永久秀。そう、昔から偉大な奸雄というのは、企むコト自体がライフワークなのです。

“こんにちは、松永久秀だよ。べつに危ない男じゃないよ!もぐさをカンパしてくれないか?米粒大にちぎりつぼ上に乗せ、点火するのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓松永久秀:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、大仏放火犯でした。

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「あ、ども…松永久秀ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では松永久秀様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、戦国の奸雄です。んで健康のために、お灸に使うもぐさを集めたいのです。」

「戦国の奸雄ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、松永久秀だよ。べつに危ない男じゃないよ!もぐさをカンパしてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ松永久秀。

「う〜ん…まずお聞きしますが、もぐさを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった人達に?」

「う〜ん…やっぱし神経痛持ちの老人達かな?同類相憐れむで、もぐさを提供してくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“神経痛持ちの老人”“もぐさ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるご老人の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても出かけてこれないような遠くにいるご老人に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになる大和ですね?あとは大津とか、あのへんまでエリアを広げますか?大坂とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“大和界隈の、神経痛をお持ちのご老人へ:松永久秀がもぐさを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、もぐさを融通してくれませんか?大和の国主ですので、身元は確かです。いずれ信長に対し反乱起こして、再び京に君臨します!私の心身機能保持がかかっております。大津にお住まいのあなたも、ぜひご寄付を!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから奸雄としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、提供してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『医聖!曲直瀬道三ご紹介コース』、または『信長にとられるくらいなら!名器平蜘蛛茶釜贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜松永久秀の最新お灸日記 “赤血球を増やし、血流促進!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった松永久秀。おどろくなかれ、2週間もすると手元にもぐさがわんさかさ。きょうも脳天にお灸をすえつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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