格安ホームページ制作

422. 瀬戸大将の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●江戸時代の怪物瀬戸大将は、瀬戸物の寄せ集めのような妖怪が、瀬戸物の甲冑を身に着けたような姿だった…らしい。→注

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瀬戸大将さん、331歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。アロンアルファがない!戦場でひっぱたかれヒビ割れたボディを修理できんー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の瀬戸大将シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他身体に剛性がないのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに瀬戸大将シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代に、アロンアルファはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
瀬戸大将も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「創作付喪神」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、空き瓶回収業者から逃げるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう瀬戸大将なのです。
“初めまして、瀬戸大将です。アロンアルファに難儀しております。江戸時代にアロンアルファはありません。アロンアルファをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む瀬戸大将。そう、昔から伝説の怪物といえど、身体がピシッ!となれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、瀬戸大将だよ。べつに堅物じゃないよ。アロンアルファを持ってきてくれないか?ガタピシしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓瀬戸大将:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「創作付喪神」でした。

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「あ、ども…瀬戸大将ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では瀬戸大将様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、『百器徒然袋』のいたいけキャラです。んで、栄養補給の為アロンアルファを手にいれたいのです。」

「『百器徒然袋』のいたいけキャラですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、瀬戸大将だよ。べつに堅物じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ瀬戸大将。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アロンアルファを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、奥歯が抜けてしまったホームレスさんかな?入れ歯する金ないから、アロンアルファは必需品だろう?」

「はい、するとまず“奥歯が抜けてしまったホームレスさん”“アロンアルファ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるたホームレスさんのあくせくエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで愛想笑いしてるホームレスさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、山谷ですね?あとは小金町とか、あのへんまでエリアを広げますか?西成とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“山谷界隈で、抜けてしまった奥歯を捨てないで再活用してるホームレスさんへ:瀬戸大将がアロンアルファを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、アロンアルファを提供してくれませんか?とっくりで顔ができてるので、とりあえず身元はたしかです。2g入りプリスターパックで十分!小金町界隈で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アロンアルファを提供してくれたホームレスさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『昆布のお握り差し入れコース』、または『うぐいすパン差し入れコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜瀬戸大将の最新ルーツ日記 “関羽をイメージした創作物っす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった瀬戸大将。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアロンアルファがわんさかさ。今日も元気に身体にヒビを入れられつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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