格安ホームページ制作

42. 斎藤道三の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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斎藤道三さん、23歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。一文銭がない。穴を通しゴマ油を垂らす芸ができん!」
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態です、旦那様!」
横で迎合するのは、手下の赤兵衛です。
そう、昔から偉大な成り上がりモンというのは、 忠実な部下に恵まれた人が多いのです。

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じょじょに緊迫する場の空気。ついに赤兵衛が言いました。
「旦那様、ホームページ制作をおやりになったら?店にある一文銭だけでは、フランチャイズ制にした売り子の数に見合いませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
斎藤道三も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、後の美濃国主でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、お万阿のご機嫌とりなどそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう斎藤道三なのです。
“初めまして、斎藤道三です。アトラクションに使う一文銭に難儀しております。五円玉では穴が小さすぎます。一文銭をお持ちの長者様、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む斎藤道三。そう、昔から偉大な成り上がりモンというのは、陰では神経質に悩む人が多いのです。

“こんにちは、斎藤道三だよ。べつにおっかない男じゃないよ!一文銭をカンパしてくれないか?野次馬集めて油売りまくり、ひと財産気築いて仕官運動に使うのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓斎藤道三:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、後の美濃国主でした。

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「あ、ども…斎藤道三ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では斎藤道三様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、戦国の梟雄です。んで出世の手始めに、業務にファンタシーを添える一文銭を集めたいのです。」

「戦国の梟雄ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、斎藤道三だよ。べつにおっかない男じゃないよ!一文銭をカンパしてくれないか?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ斎藤道三。

「う〜ん…まずお聞きしますが、一文銭を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし土倉ども→注かな?店を担保にすれば、一文銭を融資してくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“土倉”“一文銭”この2語が不可欠ですね。そして融資してくれる土倉さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても出かけてこれないような遠くにいる土倉さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになる京ですね?あとは堺とか、あのへんまでエリアを広げますか?名古屋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“京界隈の、先見の明をお持ちの土倉さんへ:斎藤道三が一文銭融資を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、一文銭を融通してくれませんか?奈良屋の入り婿ですので、身元は確かです。いずれ美濃を乗っ取ったら、別なお礼もいたします!私のアンビシャスがかかっております。堺にお住まいのあなたも、ぜひご寄付を!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから梟雄としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、完治してくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『業務代行!借金取立て請負コース』、または『口約束!20年後に稲葉山城2泊3日歓待コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜斎藤道三の最新下克上日記 “昨日の主家は今日の下僕!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった斎藤道三。おどろくなかれ、1ヶ月もするとお店に融資者がわんさかさ。きょうも見事に油を穴に通しつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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