格安ホームページ制作

418. 木魚達磨の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●江戸時代の怪物木魚達磨は、木魚が変化しだるま状になった妖怪だった…らしい。→注

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木魚達磨さん、243歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。キャベジンがない!体内が空洞である不安感から食いすぎで、チョー胃もたれだー!」
「う〜ん…もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の木魚達磨シニアです。
そう、昔から有名な怪物というのは、後先考えないで何でも腹に入れちゃうヤツが多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに木魚達磨シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代には、興和株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
木魚達磨も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「付喪神」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ポクポク叩かれつつ必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう木魚達磨なのです。
“初めまして、木魚達磨です。キャベジンに難儀しております。江戸時代に、興和株式会社はありません。キャベジンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む木魚達磨。そう、昔から巨大な怪物といえど、おなかがもたれれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、木魚達磨だよ。べつに胃拡張じゃないよ。キャベジンを持ってきてくれないか?おなかパンパンでブホブホしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓木魚達磨:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「付喪神」でした。

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「あ、ども…木魚達磨ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では木魚達磨様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「払子守の親類」です。んで、胃のつかえをクリアーする為、キャベジンを手にいれたいのです。」

「「払子守の親類」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、木魚達磨だよ。べつに胃拡張じゃないよ”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ木魚達磨。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キャベジンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、連日接待されてつい美食が続くCMプロデューサーかな?ついつい食べ過ぎるから、やはりキャベジンは必携だろう?」

「はい、するとまず“連日接待されてつい美食が続くCMプロデューサー”“キャベジン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるCMプロデューサーさんの鯨飲エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで接待されてるCMプロデューサーさんじゃ、訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、なんといっても銀座ですね?あとは赤坂とか、あのへんまでエリアを広げますか?北新地とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“銀座で連日接待されて、つい美食が続くCMプロデューサーさんへ:木魚達磨がキャベジンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キャベジンを提供してくれませんか?仏具の妖怪ですので、とりあえず身元はたしかです。キャベ2コーワ30包がベスト!赤坂で満腹してる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キャベジンを提供してくれたCMプロデューサーさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『上野精養軒でご接待コース』、または『いずれは代議士に!看板の入手法、ご指南コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜木魚達磨の最新不眠不休日記 “南眠らずに、9年間修行したっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった木魚達磨。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキャベジンがわんさかさ。今日も元気にボディに食物詰め込みつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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