格安ホームページ制作

41. 徳川綱吉の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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徳川綱吉さん、41歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。わんちゃん大好き仲間が少ない。大勢で生類を憐れまんと、盛り上がらん!→注
「ごもっともでございます。ゆゆしき事態でございます。」
横で迎合するのは、大老堀田正俊です。
そう、昔から偉大な迷将軍というのは、 ブレーンにおべっか遣いが多いのです。

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徐々に緊迫する江戸城内の空気。ついに堀田正俊が言いました。
「上様、ホームページ制作をやられては?お江戸八百八町だけでは、もはや動物愛護仲間を募りきれませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、御身の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
徳川綱吉も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの徳川第五代将軍でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、越後騒動などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう徳川綱吉なのです。
“初めまして、徳川綱吉です。一緒に犬を憐れみませんか?1人で憐れむのは、ちょっと気恥ずかしいです。同好の方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む徳川綱吉。そう、昔から偉大な迷将軍というのは、ひたすら 迷走する人が多いのです。

“こんにちは、徳川綱吉だよ。べつに変わりモンじゃないよ。わんちゃんと、楽しくじゃれて長寿祈祷!生類憐れみの令は、天下の良法なのさ!みなよっといで!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓徳川綱吉:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、徳川第五代将軍でした。

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「あ、ども…徳川綱吉ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では徳川綱吉様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、征夷大将軍です。んで仕事を楽しく盛り上げる為、わんちゃん大好き仲間を募りたいのです。」

「征夷大将軍ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、徳川綱吉だよ。べつに変わりモンじゃないよ。わんちゃんと〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つ徳川綱吉。

「う〜ん…まずお聞きしますが、わんちゃん大好き仲間を募る為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…業種っていうより、やっぱ子供のいない老夫婦かな?子供同然に犬を猫可愛がりしてるから、イチもにもなく賛同しオフ会してくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“子供のいない老夫婦”“犬を猫可愛がり”この2語が不可欠ですね。そして集合かける老夫婦さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、老人は移動可能範囲が狭いから、あまり遠方に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーとりあえず、箱根の手前の小田原ですね?あとは東京湾アクアライン渡った木更津とか、あのへんにもエリアを広げますか?山梨とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“小田原よりコッチ側の、目の中に入れても痛痒を感じぬほど犬を可愛がってる老ご夫婦へ:徳川綱吉が生類憐れむ仲間を募集です。”

紹介文
“至急かけつけ、一緒にわんこ万歳のシュプレヒコールをあげてくれませんか?猫のハコ座りも可愛いけど、魂をゆさぶるのはやっぱり犬の尻尾フリさ!お江戸の平和がかかっております。木更津にお住まいのあなたも大歓迎!かっとびでこっちに向かってください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから将軍としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、集まってくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ペディグリーチャム1年分贈呈コース』、または『夏にむけて!天然アロマ虫除けスプレー贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜徳川綱吉の最新憐れみ日記 “トップオブブリーダーもご推薦!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった徳川綱吉。おどろくなかれ、2週間もすると生類憐れみ仲間がわんさかさ。きょうも御犬毛付帳に犬を登録しつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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