格安ホームページ制作

409. 山地乳の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●江戸時代の怪物山地乳は、、眠っている人間の寝息を吸い取った…らしい。→注

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山地乳さん、357歳。
いままさに、顔面蒼白になってるのです。
「う〜ん…こまった。パテックスがない!息を吸い込みすぎて横隔膜が疲弊してパンパンだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の山地乳シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他腹部の筋肉がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに山地乳シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代に、第一三共ヘルスケアはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
山地乳も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「化けザル」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、山中に隠れるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう山地乳なのです。
“初めまして、山地乳です。パテックスに難儀しております。江戸時代に第一三共ヘルスケアはありません。パテックスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む山地乳。そう、昔から伝説の怪物といえど、お腹がヘロヘロしてれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、山地乳だよ。べつに深呼吸しすぎたワケじゃないよ。パテックスを持ってきてくれないか?お腹おさえてしかめっ面だと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓山地乳:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「化けザル」でした。

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「あ、ども…山地乳ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では山地乳様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「伝説の寝込み襲い」です。んで、お腹の痛みをクリアーする為パテックスを手にいれたいのです。」

「「伝説の寝込み襲い」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、山地乳だよ。べつに深呼吸しすぎたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ山地乳。

「う〜ん…まずお聞きしますが、パテックスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、体育館で怒声あげてハンドボールしてるやんちゃ坊主かな?腹筋を酷使するから、パテックスは必需品だろう?」

「はい、するとまず“体育館で怒声あげてハンドボールしてるやんちゃ坊主”“パテックス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるやんちゃ坊主さんの咆哮エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで怒声あげてスパイクしてるやんちゃ坊主じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京都下23区ですね?あとは例のヨットスクールがある戸塚とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京都下23区の小学校にて、体育館で怒声あげてハンドボールしてるやんちゃ坊主さんへ:山地乳がパテックスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、パテックスを提供してくれませんか?『絵本百物語』に載ってるので、とりあえず身元はたしかです。うすぴたシップ:24枚入りで十分!戸塚界隈で奮闘中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、パテックスを提供してくれたやんちゃ坊主に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『暴れても理解のある保健の先生ご紹介コース』、または『昼休み時間の延長を、町内会にかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜山地乳の最新畏怖日記 “誰もが、この山地乳を恐れているっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった山地乳。おどろくなかれ、1週間もすると手元にパテックスがわんさかさ。今日もガンガンお腹を冷やしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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