格安ホームページ制作

407. 化け猫の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●江戸時代の怪物化け猫は、行灯の油を舐めた…らしい。→注

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化け猫さん、263歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ハイマンナンがない!油分の摂りすぎで溜まった、コレステロールを減らせんー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の化け猫シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか体に気を遣うのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに化け猫シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代に、オリヒロ株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
化け猫も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「夜行性妖怪」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、足音を立てずに歩くのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう化け猫なのです。
“初めまして、化け猫です。ハイマンナンに難儀しております。江戸時代にオリヒロ株式会社はありません。ハイマンナンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む化け猫。そう、昔から伝説の怪物といえど、お腹がタップンップンでは弱気にもなるのです。

“こんにちは、化け猫だよ。べつに過食症じゃないよ。ハイマンナンを持ってきてくれないか?デップリしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓化け猫:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「夜行性妖怪」でした。

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「あ、ども…化け猫ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では化け猫様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「龍造寺又七郎の怨念」です。んで、多少痩せたいのでハイマンナンを手にいれたいのです。」

「「龍造寺又七郎の怨念」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、化け猫だよ。べつに過食症じゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ化け猫。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ハイマンナンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、座り仕事のストレスから過食する中年エンジニアかな?急激に腹が出っ張りだすから、ハイマンナンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“座り仕事のストレスから過食する中年エンジニア”“ハイマンナン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる中年エンジニアさんのバカ食いエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでメシに命かけてる中年エンジニアじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、西新橋ですね?あとは神田とか、あのへんまでエリアを広げますか?西新宿とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
西新橋界隈にてトランス状態で馬食して、その結果肥満に泣く中年エンジニアさんへ:化け猫がハイマンナンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ハイマンナンを提供してくれませんか?暗闇で眼が光るので、とりあえず身元はたしかです。箱入り45包で十分!神田界隈で激デプ中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ハイマンナンを提供してくれた中年エンジニアに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ケイジャン料理にご招待コース』、または『60分食い放題大福でご接待コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜化け猫の最新生理的欲求日記 “脂肪分を補うため行灯の油を舐めたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった化け猫。おどろくなかれ、1週間もすると手元にハイマンナンがわんさかさ。今日も元気に灯油をすすりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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