格安ホームページ制作

405. 鹿力大仙の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物鹿力大仙は、体毛をすべて南京虫に変え三蔵法師に噛み付かせた…らしい。→注

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鹿力大仙さん、3318歳。
いままさに、痛痒に顔をゆがめておるのです。
「う〜ん…こまった。スミスリンがない!全身南京虫がビッチリたかり、かゆくてたまらん−!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の鹿力大仙シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか皮膚がヤワなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに鹿力大仙シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に、大日本除虫菊株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
鹿力大仙も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「白毛鹿の精」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ボリボリ身体をかきむしるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう鹿力大仙なのです。
“初めまして、鹿力大仙です。スミスリンに難儀しております。古代中国に大日本除虫菊株式会社はありません。スミスリンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む鹿力大仙。そう、昔から伝説の怪物といえど、全身が赤むくれでは弱気にもなるのです。

“こんにちは、鹿力大仙だよ。べつに水虫が全身に広がったワケじゃないよ。スミスリンを持ってきてくれないか?始終バリバリやってると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓鹿力大仙:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「白毛鹿の精」でした。

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「あ、ども…鹿力大仙ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では鹿力大仙様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「煩悩まみれの化け鹿」です。んで、南京虫がたかってツラいのでスミスリンを手にいれたいのです。」

「「煩悩まみれの化け鹿」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、鹿力大仙だよ。べつに水虫が全身に広がったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ鹿力大仙。

「う〜ん…まずお聞きしますが、スミスリンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、山奥の飯場で働く賄いのおばさんかな?南京虫が身体に巣食うから、スミスリンは必需品だろう?」

「はい、するとまず“山奥の飯場で働く賄いのおばさん”“スミスリン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる賄いのおばさんの激務エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで料理作ってる賄いのおばさんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、八王子山ですね?あとは山中湖とか、あのへんまでエリアを広げますか?身延山とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
八王子山界隈で、必死にスミスリンを駆使してる賄いのおばさんへ:鹿力大仙がスミスリンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、スミスリンを提供してくれませんか?五雷法の術を得意とするので、とりあえず身元はたしかです。スミスリンL:シャンプータイプ 80mlで十分!山中湖界隈で南京虫と格闘中の貴女も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、スミスリンを提供してくれた賄いのおばさんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『チーズフォンデュでご慰労コース』、または『マルゲリータピザでご慰労コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜鹿力大仙の最新往生日記 “鷹に内臓をもっていかれ、死亡するっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった鹿力大仙。おどろくなかれ、1週間もすると手元にスミスリンがわんさかさ。今日も元気にスミスリンを全身に摺りこみつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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