格安ホームページ制作

402. 天狐の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物天狐は、狐が1000年生きてバージョンアップしたものだった…らしい。→注

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天狐さん、3391歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ルビーナがない!高齢のせいで、更年期障害だー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の天狐シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他老衰に弱いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに天狐シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に武田薬品はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
天狐も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「あまつきつね」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、年金もらいに行くのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう天狐なのです。
“初めまして、天狐です。ルビーナに難儀しております。古代中国に武田薬品はありません。ルビーナをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む天狐。そう、昔から伝説の怪物といえど、よぼよぼすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、天狐だよ。べつに砂漠で遭難したワケじゃないよ。ルビーナを持ってきてくれないか?あんまりトイレが近いと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓天狐:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「あまつきつね」でした。

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「あ、ども…天狐ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では天狐様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「天狗の親戚」です。んで、痴呆症改善の為ルビーナを手にいれたいのです。」

「「天狗の親戚」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、天狐だよ。べつに砂漠で遭難したワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ天狐。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルビーナを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、70過ぎた初老の俳優さんかな?歩き回って演技するのに、ルビーナは必需品だろう?」

「はい、するとまず“還暦過ぎた初老の俳優”“ルビーナ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる初老の俳優の根限りエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで気合でシワを隠してる初老の俳優じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず大泉学園ですね?あとは成城とか、あのへんまでエリアを広げますか?京都太秦とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“大泉学園で気合でシワを隠してる初老の俳優さんへ:天狐がルビーナを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルビーナを提供してくれませんか?、末廣大神ですので、とりあえず身元はたしかです。瓶入り:180錠で十分!成城で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルビーナを提供してくれた初老の俳優に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『養命酒1リットル、贈呈コース』、または『撮影疲れの朝に!しじみ汁ご提供コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜天狐の最新おっとなじゃん日記 “野狐、気狐のように悪さをすることはないっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった天狐。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルビーナがわんさかさ。今日も元気に立ちくらみと闘いつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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