格安ホームページ制作

40. 隊長ブーリバの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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隊長ブーリバさん、61歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。コサックダンス仲間が足りない。大勢で踊らないと盛り上がらん!」
「あれまごらんよ、お前たち。お父さんがおかしくなってしまったよ!」
横でうろたえるのは、気弱な老奥さんです。
そう、昔から偉大な軍人というのは、 乱暴モンで妻を泣かせる人が多いのです。

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緊迫しまくる晩餐の席。ついに老奥さんが言いました。
「おまえさん、ホームページ制作でもやったら?ウクライナだけじゃ、もはやコサック仲間は集まらないよ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールしたらどうだい!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
隊長ブーリバも声をうわずらせます。藁にもすがる思いのコサック魂の権化でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、祖国防衛などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう隊長ブーリバなのです。
“初めまして、隊長ブーリバです。一緒にコサックダンスを踊りませんか?1人で踊るのは、ちょっと照れくさいです。同好の方々、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む隊長ブーリバ。そう、昔から偉大な軍人というのは、ひたすら みけんにシワよせる人が多いのです。

“こんにちは、隊長ブーリバだよ。べつにおっかない男じゃないよ。コサックダンスは、楽しく踊って足腰も強くなる、一石二鳥のエクササイズなのさ!みなよっといで!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓隊長ブーリバ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、コサック魂の権化でした。

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「あ、ども…隊長ブーリバともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では隊長ブーリバ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、軍事共同体隊長です。んで仕事とは関係ないんですが、コサックダンス仲間を募りたいのです。」

「軍事共同体隊長ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、隊長ブーリバだよ。べつにおっかない男じゃないよ〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つ隊長ブーリバ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、コサックダンス仲間を募る為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような達に?」

「う〜ん…やっぱし歌声喫茶の常連さんかな?毎晩ロシア民謡歌ってるから、抵抗なくカリンカにノレるんじゃないか?」

「はい、するとまず“歌声喫茶の常連”“コサックダンス”この2語が不可欠ですね。そして集合かける歌声喫茶常連さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、歌声喫茶がもう存在しない町の居住者に訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、純喫茶も多い新宿は歌舞伎町ですね?あとはジャズ喫茶も多い横浜とか、あのへんまでエリアを広げますか?京都四条河原とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“歌舞伎町界隈の、カリンカを聴くとアドレナリンが出まくる、歌声喫茶常連さんへ:隊長ブーリバがコサックダンス仲間を募集です。”

紹介文
“至急かけつけ、一緒にコサックダンスを踊ってくれませんか?フラメンコもいいけど、魂をゆさぶるのはやっぱりホパークさ!ウクライナの興亡がかかっております。横浜にお住まいのあなたも大歓迎!かっとびでこっちに向かってください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから軍隊長としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、集まってくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『体験!ザパロジエセーチ1日入隊コース』、または『豪華!ピロシキ1年分進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜隊長ブーリバの最新かけ声日記 “カリンカ、カマヤ、サドバニャ、カカリン!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった隊長ブーリバ。おどろくなかれ、2週間もするとコサックダンス仲間がわんさかさ。きょうもみなでしゃがんで足を交互に振り出しつつ、モニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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