格安ホームページ制作

39. コルク射的のおじさんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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コルク射的のおじさん、38歳、男盛り。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。コルク栓が足りない。玉がなくちゃ店が開けられんー!」
「ケッ、何がコルク銃だよ。いまはもうエアガンの時代なんだよ!」
鋭いつっこみを真正面から浴びせるのは、ハナをたらしたクソガキです。
そう、昔から路上でモノを売る人というのは、備品の確保に苦労するのです。

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徐々に緊迫する場の空気。家に帰りかけのクソガキが言いました。
「おじちゃん、ホームページ制作でもやったら?境内でアンズアメ売ってるだけじゃ、ラチはあかないよ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのさぁ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
コルク射的のおじさんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの夜店販売員さんでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、親分さんへのご挨拶もそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうコルク射的のおじさんなのです。
“初めまして、コルク射的のおじさんです。コルク栓がなくて、店が開けられません。仕入先への顔もあるので、売れなくてもやっぱり仕入ねばならぬ必要上、ボヤボヤしてると生活費がタネ銭に食い込んできます。どなたか持ってきてくださいませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むコルク射的のおじさん。そう、昔から路上でモノを売る人というのは、けっこう苦労性の人が多いのです。

“どもー!コルク射的のおじさんさー。コルク栓はあまってないかな?バーボンのボトルを抱いて夜更けの窓に立つあなた、飲み終わったら送ってくれない?とっても助かるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓コルク射的のおじさん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、夜店販売員さんでした。

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「あ、ども・・コルク射的のおじさんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではコルク射的のおじさん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、景品販売業です。で、商品を狙撃させるため、コルク栓を集めたいのです。」

「景品販売業ですか、なるほど・・聞くまでもなかったですね。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“どもー!コルク射的のおじさんさー。コルク栓はあまってないかな?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つコルク射的のおじさん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、コルク栓を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった方々に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういう人たちに?」

「う〜ん・・やっぱし酒を飲みだしてまもない学生さんかな?まだ焼酎ロックは強すぎて、ワインとか発泡酒飲んでるだろうから、部屋にコルク栓いっぱいあるんじゃないか?」

「はい、するとまず“飲みだしてまもない学生さん”“コルク栓”この2語が不可欠ですね。そしてネットで呼びかける学生さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまりに遠方の学生さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身店を開こうとしてる浅草ですね?あとは明治神宮とか、あのへんまでエリアを広げますか?浦安とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“浅草界隈にお住まいの、コルク栓があまってる飲みだしてまもない学生さんへ:コルク射的のおじさんです。”

紹介文
“至急コルク栓を送ってくれませんか?自然や環境にやさしい、天然素材のコルク栓をお願いします。明治神宮にお住まいのあなたも、ぜひお送りください!あなたのコルクが、夜店に華を!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから縁日販売員としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなお返しを、コルク栓をくれた学生さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『酔い覚め用ポカリスエット1ダース進呈コース』、または『胃腸にケア!キャベジン進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の逼迫した状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜コルク射的のおじさんの最新販売口上“当たるも八卦、外れるも八卦!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったコルク射的のおじさん。おどろくなかれ、1週間もすると手元にコルク栓がわんさかさ。今日も射的銃磨きつつ、ひとりモニターをのぞき検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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