格安ホームページ制作

389. ケサランパサランの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●江戸時代の怪物ケサランパサランは、白い毛玉のような物体で空中をフワフワしていた…らしい。→注

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ケサランパサランさん、291歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。イヤーマフがない!外でふらふらしてばっかの日常に非難がゴーゴーで、難聴になるー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のケサランパサランシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他鼓膜がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにケサランパサランシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代には、PELTORはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
ケサランパサランも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「未確認生物」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、幸せを運ぶのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうケサランパサランなのです。
“初めまして、ケサランパサランです。イヤーマフに難儀しております。江戸時代にPELTORはありません。イヤーマフをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むケサランパサラン。そう、昔から伝説の怪物といえど、耳がキンキンすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ケサランパサランだよ。べつにトンネルに入ったワケじゃないよ。イヤーマフを持ってきてくれないか?耳を押さえてしかめっつらだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ケサランパサラン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「未確認生物」でした。

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「あ、ども…ケサランパサランともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではケサランパサラン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、『植物の花の冠毛』です。んで、鼓膜を癒す為イヤーマフを手にいれたいのです。」

「『植物の花の冠毛』ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ケサランパサランだよ。べつにトンネルに入ったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つケサランパサラン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、イヤーマフを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、就職したての都営線運転手かな?轟音に耳が慣れるまで、イヤーマフは必需品だろう?」

「はい、するとまず“就職したての都営線運転手”“イヤーマフ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる都営線運転手の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでお仕事してる都営線運転手じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、新宿駅地下ですね?あとは市ヶ谷駅地下とか、あのへんまでエリアを広げますか?浅草駅地下とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“新宿駅地下で、爆音に耐えつつ仕事にいそしむ、就職したての都営線運転手さんへ:ケサランパサランがイヤーマフを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、イヤーマフを提供してくれませんか?羽毛のようにパサパサしているので、とりあえず身元はたしかです。H540A (NRR30dB)で十分!市ヶ谷駅地下で、失神しそうになりつつ頑張ってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、イヤーマフを提供してくれた都営線運転手に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと運行音の抑制が効いてる地下鉄会社へのコンバート、斡旋コース』、または『転職のタイミング、滑り込みセーフコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ケサランパサランの最新被飼育日記 “桐の箱の中でおしろいを与えることで飼育できるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったケサランパサラン。おどろくなかれ、1週間もすると手元にイヤーマフがわんさかさ。今日も元気に空中フラフラしつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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