格安ホームページ制作

374. ちんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物ちんは、毒蛇を常食としていた…らしい。→注

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ちんさん、4717歳。
いままさに、お腹を抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。パモキサン錠がない!毒蛇かっ食らったせいで、ポンポン痛いー!虫下ししたいよー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のちんシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか手の内臓がヤワなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにちんシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に、佐藤製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
ちんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「晋代の妖鳥」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、作物を枯死させるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうちんなのです。
“初めまして、ちんです。パモキサン錠に難儀しております。古代中国に佐藤製薬はありません。パモキサン錠をお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むちん。そう、昔から伝説の怪物といえど、お腹がシクシクいえば弱気にもなるのです。

“こんにちは、ちんだよ。べつにリバーブローくらったワケじゃないよ。パモキサン錠を持ってきてくれないか?痛い痛い言ってると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ちん:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「晋代の妖鳥」でした。

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「あ、ども…ちんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではちん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「傍若無人の害鳥」です。んで、腹部の痛みをクリアーする為パモキサン錠を手にいれたいのです。」

「「傍若無人の害鳥」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ちんだよ。べつにリバーブローくらったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つちん。

「う〜ん…まずお聞きしますが、パモキサン錠を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、毎食カップラーメン食ってるコンビニバイト君かな?たまにお腹壊すだろうから、パモキサン錠は必需品だろう?」

「はい、するとまず“毎食カップラーメン食ってるコンビニバイト君”“パモキサン錠”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるコンビニバイト君の不健康エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで泣いてるコンビニバイト君じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、青梅街道界隈ですね?あとは環七沿いとか、あのへんまでエリアを広げますか?道頓堀とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
青梅街道界隈のコンビニ休憩室で、毎食カップラーメン食ってるコンビニバイト君さんへ:ちんがパモキサン錠を所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、パモキサン錠を提供してくれませんか?羽毛を一枚浸せば毒酒になるので、とりあえず身元はたしかです。6錠入りパックで十分!環七沿いで歯ぁ食いしばってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、パモキサン錠を提供してくれたコンビニバイト君さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ジャンボメンチカツ1ダースでご接待コース』、または『待遇改善を、グループ資本主に交渉したげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ちんの最新飛び出て嫌われモン日記 “揚子江以北に持ち込んではならないとする禁令が、あったっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったちん。おどろくなかれ、1週間もすると手元にパモキサン錠がわんさかさ。今日も元気に毒蛇かっ食らいつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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