格安ホームページ制作

361. 片耳豚の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●中世奄美大島の怪物片耳豚は、太った体でウサギのように飛び跳ねまくった…らしい。→注

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片耳豚さん、827歳。
いままさに、顔面蒼白になってるのです。
「う〜ん…こまった。パテックスがない!体重が重いのにジャンプしまくったんで、足首がパンパンだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の片耳豚シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他足首がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに片耳豚シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!江戸時代に、第一三共ヘルスケアはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
片耳豚も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「ムィティチゴロ」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、人間の股の下をくぐるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう片耳豚なのです。
“初めまして、片耳豚です。パテックスに難儀しております。江戸時代に第一三共ヘルスケアはありません。パテックスをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む片耳豚。そう、昔から伝説の怪物といえど、足首がズキズキすれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、片耳豚だよ。べつに石にけつまづいたワケじゃないよ。パテックスを持ってきてくれないか?足首押さえてヒィヒィいってると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓片耳豚:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「ムィティチゴロ」でした。

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「あ、ども…片耳豚ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では片耳豚様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、『奄美怪異談抄の主役』です。んで、足首をラクにする為パテックスを手にいれたいのです。」

「『奄美怪異談抄の主役』ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、片耳豚だよ。べつに石にけつまづいたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ片耳豚。

「う〜ん…まずお聞きしますが、パテックスを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、校庭で怒声あげてドッチボールしてるガキ大将かな?直撃弾を真正面から受け止めるから、パテックスは必需品だろう?」

「はい、するとまず“校庭で怒声あげてドッチボールしてるガキ大将”“パテックス”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるガキ大将さんの奮戦エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでドッチボールしてるガキ大将じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京都下23区ですね?あとは例のヨットスクールがある戸塚とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京都下23区の小学校にて、校庭で怒声あげてドッチボールしてるガキ大将さんへ:片耳豚がパテックスを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、パテックスを提供してくれませんか?沖縄のマジムンにも似た伝承があるので、とりあえず身元はたしかです。うすぴたシップ:24枚入りで十分!戸塚界隈で奮闘中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、パテックスを提供してくれたガキ大将に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ホームランアイス進呈コース』、または『昼休み時間の延長を、町内会にかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜片耳豚の最新怪異日記 “光を当てても、影ができないっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった片耳豚。おどろくなかれ、1週間もすると手元にパテックスがわんさかさ。今日も元気にボヨンボヨン跳びはねつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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