格安ホームページ制作

360. 化蛇の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物化蛇は、河南省の川に棲み泣き喚きまくった…らしい。→注

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化蛇さん、4597歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ルゴールがない!鳴きまくりで、ノドがゲホゲホだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の化蛇シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他咽喉がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに化蛇シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に、健栄製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
化蛇も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「人面蛇」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、大空を飛びまわるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう化蛇なのです。
“初めまして、化蛇です。ルゴールに難儀しております。古代中国に健栄製薬はありません。ルゴールをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む化蛇。そう、昔から伝説の怪物といえど、がらがら声になれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、化蛇だよ。べつに汚職代議士にむかって路上で叫んだんじゃないよ。ルゴールを持ってきてくれないか?ダミ声だと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓化蛇:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「人面蛇」でした。

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「あ、ども…化蛇ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では化蛇様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「山海経の特別ゲスト」です。んで、ノドの痛みをクリアーする為ルゴールを手にいれたいのです。」

「「山海経の特別ゲスト」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、化蛇だよ。べつに汚職代議士にむかって路上で叫んだんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ化蛇。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルゴールを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、昼休みに屋上でわめき散らすやんちゃ坊主かな?すでにそのトシで胴間声だから、ルゴールは必需品だろう?」

「はい、するとまず“昼休みに屋上でわめき散らすやんちゃ坊主”“ルゴール”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるやんちゃ坊主さんのブイブイエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くの広場で怒声あげてるやんちゃ坊主じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京都下23区ですね?あとは例のヨットスクールがある戸塚とか、あのへんまでエリアを広げますか?愛知県とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり??」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
東京都下23区の昼休みに、小学校屋上にてわめき散らすやんちゃ坊主さんへ:化蛇がルゴールを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルゴールを提供してくれませんか?山犬の姿をしているので、とりあえず身元はたしかです。複方ヨード・グリセリン:50mlで十分!戸塚界隈でがなりたて中のキミも、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルゴールを提供してくれたやんちゃ坊主に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『濃厚チーズビット贈呈コース』、または『特製!上戸彩ケータイストラップ贈呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜化蛇の最新災害日記 “洪水をもたらすっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった化蛇。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルゴールがわんさかさ。今日も元気に鳴きたてつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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