格安ホームページ制作

355. アカマタの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代沖縄の怪物アカマタは、美男子に化けては女性をだました…らしい。→注

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アカマタさん、1897歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。イヤーマフがない!非難の声ゴーゴーで、難聴になりかねんー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父のアカマタシニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他鼓膜と神経がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついにアカマタシニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代沖縄には、PELTORはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
アカマタも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「沖縄のマダラヘビ」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、ネズミやカエルを飲み込むのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうアカマタなのです。
“初めまして、アカマタです。イヤーマフに難儀しております。古代沖縄にPELTORはありません。イヤーマフをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むアカマタ。そう、昔から伝説の怪物といえど、バッシングを浴びれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、アカマタだよ。べつに中耳炎になったワケじゃないよ。イヤーマフを持ってきてくれないか?耳を押さえてしゃがみこんでると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓アカマタ:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「沖縄のマダラヘビ」でした。

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「あ、ども…アカマタともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではアカマタ様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、爬虫綱有鱗目です。んで、耳をふさぐ為イヤーマフを手にいれたいのです。」

「爬虫綱有鱗目ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、アカマタだよ。べつに中耳炎になったワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つアカマタ。

「う〜ん…まずお聞きしますが、イヤーマフを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、就職したての株取引所職員かな?怒声の渦に耳が慣れるまで、イヤーマフは必需品だろう?」

「はい、するとまず“就職したての株取引所職員”“イヤーマフ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる株取引所職員の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでお仕事してる株取引所職員じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、東京ですね?あとは横浜とか、あのへんまでエリアを広げますか?名古屋とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“日本橋兜町界隈で、怒声に耐えつつ仕事にいそしむ、就職したての株取引所職員さんへ:アカマタがイヤーマフを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、イヤーマフを提供してくれませんか?地上でも樹上でも生活できるので、とりあえず身元はたしかです。H540A (NRR30dB)がベスト!横浜株取引所内で走りまわって頑張ってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、イヤーマフを提供してくれた株取引所職員に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ワリとクセのない常客がそろってるお店、ご紹介コース』、または『転職時に便利!太い株の輪、紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜アカマタの最新変化日記 “幼蛇は、横縞がより明瞭っす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったアカマタ。おどろくなかれ、1週間もすると手元にイヤーマフがわんさかさ。今日も耳をふさいでバッシングに堪えつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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