格安ホームページ制作

353. 手洗鬼の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●中世日本の怪物手洗鬼は、海で一日何回も手を洗った…らしい。→注

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手洗鬼さん、651歳。
いままさに、アタマを抱えておるのです。
「う〜ん…こまった。ニベアがない!塩水のせいで、手の甲がガサガサだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の手洗鬼シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいのほか手の皮膚がヤワなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに手洗鬼シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!中世日本に、花王株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
手洗鬼も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「巨人のオジョモ」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、山々を跨ぐのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう手洗鬼なのです。
“初めまして、手洗鬼です。ニベアに難儀しております。中世日本に花王株式会社はありません。ニベアをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む手洗鬼。そう、昔から伝説の怪物といえど、手がガサガサになれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、手洗鬼だよ。べつに栄養失調なワケじゃないよ。ニベアを持ってきてくれないか?手がガサガサだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓手洗鬼:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「巨人のオジョモ」でした。

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「あ、ども…手洗鬼ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では手洗鬼様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「香川の大巨人」です。んで、手の荒れをクリアーする為ニベアを手にいれたいのです。」

「「香川の大巨人」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、手洗鬼だよ。べつに栄養失調なワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ手洗鬼。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ニベアを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、一日中ちゃんこの下ごしらえをやらされるプロレス新弟子さんかな?味付け担当に昇格するまで、ニベアは必需品だろう?」

「はい、するとまず“一日中ちゃんこの下ごしらえをやらされるプロレス新弟子”“ニベア”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるプロレス新弟子さんの忍耐エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで野菜刻んでるしてるプロレス新弟子さんじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、墨田区ですね?あとは台東区とか、あのへんまでエリアを広げますか?松戸とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
墨田区界隈で、一日中ちゃんこの下ごしらえをやらされるプロレス新弟子さんへ:手洗鬼がニベアを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ニベアを提供してくれませんか?飯野山と二子山を跨いだので、とりあえず身元はたしかです。プロテクトウォータージェル:SPF25 がベスト!台東区で歯ぁ食いしばってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ニベアを提供してくれたプロレス新弟子さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『横浜とんこつ大盛りラーメンでご接待コース』、または『待遇改善を、団体オーナーに交渉したげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜手洗鬼の最新木部の出典日記 “『絵本百物語』に載ってるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった手洗鬼。おどろくなかれ、1週間もすると手元にニベアがわんさかさ。今日も元気に海で手を洗いつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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