格安ホームページ制作

35. わたあめ売りのお兄さんの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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わたあめ売りのお兄さん、21歳、遊び盛り。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。わたあめを巻き取るための、割り箸が足りない。食べるとき手がベッタベタになるんじゃ、今の子供は買ってくれないー!」
「ケッ、何がベッタベタだよ。甘いモンが貴重だった昔は、んなコト気にするやつぁいなかったんだよ!」
鋭いつっこみを真正面から浴びせるのは、ハナをたらしたクソガキです。
そう、昔から路上でモノを売る人というのは、備品の確保に苦労するのです。

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とりあえず、紙芝居でその場をしのぐ夕暮。家に帰りかけのクソガキが言いました。
「お兄ちゃん、ホームページ制作でもやったら?ホコ天で水あめ売ってるだけじゃ、ラチはあかないよ。・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのさぁ!」
「うーん、なるほど。ホームページ制作か!そいつはいいかもしれん!」
わたあめ売りのお兄さんも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの夜店販売員さんでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、回転釜の手入れのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうわたあめ売りのお兄さんなのです。
“初めまして、わたあめ売りのお兄さんです。割り箸がなくて、わたあめをパックできません。わたあめはすぐ固まっちゃうので、売れなくてもやっぱり新しいザラメを仕入ねばならぬ必要上、ボヤボヤしてると生活費がタネ銭に食い込んできます。どなたか持ってきてくださいませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むわたあめ売りのお兄さん。そう、昔から路上でモノを売る人というのは、けっこうナーバスな人が多いのです。

“どもー!わたあめ売りのお兄さんさー。割り箸はあまってないかな?手元にお持ちのキミ、輪ゴムでくくって送ってくれない?とっても助かるんだけど!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓わたあめ売りのお兄さん:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、夜店販売員さんでした。

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「あ、ども・・わたあめ売りのお兄さんともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではわたあめ売りのお兄さん様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、スィーツ販売業です。で、商品をパッケージングするため、割り箸を集めたいのです。」

「スィーツ販売業ですか、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“どもー!わたあめ売りのお兄さんさー。割り箸はあまってないかな?〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つわたあめ売りのお兄さん。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、割り箸を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の存在を、どういった方々に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった業種の人に?」

「う〜ん・・やっぱし繁盛してるおそば屋さんかな?大量に出る使用済み割り箸もって、駆け参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“繁盛してるおそば屋さん”“割り箸”この2語が不可欠ですね。そしてネットで呼びかける元暴走族さんの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あまりに遠方の繁盛してるおそば屋さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身いまわたあめ売ってる原宿ホコ天ですね?あとは渋谷とか、あのへんまでエリアを広げますか?五反田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“原宿界隈の、割り箸があまってる繁盛してるおそば屋さんへ:わたあめ売りのお兄さんです。”

紹介文
“至急割り箸を持ってきてくれませんか?左右不均等に割れて片方が尖っちゃってるのは、ちょっとご勘弁!ノドに刺さって危ないです。渋谷界隈のあなたも、ぜひお送りください!。ウー、ファンシー!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから縁日販売員としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎにお礼概要・・つまりどのようなお返しを、割り箸をくれたおそば屋さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『自作わたあめ製造セット進呈コース』、または『豪華!3色イナズマメッシュわたあめ進呈コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の逼迫した状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む方の親近感はさらにアップ!
〜わたあめ売りのお兄さんの最新販売口上“私、お寺の近くで育ちましたから。”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったわたあめ売りのお兄さん。おどろくなかれ、1週間もすると手元に使用済割り箸がわんさかさ。消毒して天日に干しつつ、ひとりモニターをのぞき検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り・・どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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