格安ホームページ制作

34. 兵士エウクレスの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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兵士エウクレスさん、21歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん・・こまった。ポカリスエットがない。マラトンの戦場〜アテナイまでを一気に走破する水分が不足だ!→注
「いいではないか、そのようなこと。さっさと出発せい!」
横でせかすのは、将軍ミルティアデスです。
そう、昔から偉大なる兵士というのは、なにごとも準備を怠らないのです。

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みなぎる緊迫した空気。ついに業を煮やしたミルティアデスが言いました。
「エウクレス、ホームページ制作をやれ!仲間から集めるポカリスエットだけでは、42.195km走る水分は摂取できん・・そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作ですか!それはナイスです!」
エウクレスも声をうわずらせます。藁にもすがる思いのランニングソルジャーでした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、戦勝の雄たけびもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうエウクレスなのです。
“はじめまして、エウクレスです。ポカリスエットがなくて、なかなか走り出す決心がつきません。ポカリスエットがないと、途中で脱水症をおこし倒れてしまいます。スポーツ飲料ならなんでも大歓迎、至急ご提供いただけませんか?”

「う〜ん・・ちょっとカタいかな・・。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むエウクレス。そう、昔から偉大なる兵士というのは、レース直前まで熟慮するのです。

“こんにちは、エウクレスだよ。困った困った、ポカリスエットが足りなくてスタートをきれないよ!みんなでもってきてくれないか?m(__)m 発汗により失われる水分を補給して、アテナイまで一直線さ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん・・。」
↓エウクレス:独白
う〜ん・・マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない・・かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、ランニングソルジャーでした。

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「あ、ども・・エウクレスともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが・・。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではエウクレス様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、伝達兵です。んで、水分補給のためポカリスエットを集めたいのです。」

「水分補給のためですか、う〜ん、なるほど・・。では、ご自身でいま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい・・いいですか?“こんにちは、エウクレスだよ。困った困った、ポカリスエットが足りなくてスタートをきれないよ!〜。”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つエウクレス。

「う〜ん・・まずお聞きしますが、ポカリスエットを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の望みを、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどういった職業の人に?」

「う〜ん・・やっぱしオリンピックアスリートかな?スポンサーからいっぱい試供品もらってるだろうから、全力疾走で持ってきてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“ポカリスエット”“オリンピックアスリート”この2語が不可欠ですね。そして呼びかけるアスリートの居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とても来れないような遠くにいるアスリートに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身いまいらっしゃるマラトンですね?あとはプラタイアとか、あのへんまでエリアを広げますか?スパルタとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん・・そうだな、まぁ・・それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は・・たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“マラトン界隈にお住まいの、もらいモンのポカリスエットがいっぱい余ってるオリンピックアスリート達へ:伝達兵エウクレスです。”

紹介文
“戦場に至急かけつけ、ポカリスエットを提供してくれませんか?そう、社長の「これは売れる」という鶴の一声で、一気に発売が決まったあのポカリスエットです!ギリシャ軍の体面がかかっております。プラタイアあたりにお住まいのあなたもぜひご提供ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから伝達兵としての自己紹介・経歴・・まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね・・。」

「つぎに御礼概要・・つまりどのようなお礼を、ポカリスエットの提供者に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえばえ〜と・・『重装歩兵密集陣法教授コース』とか、『気にいらんヤツを陶片追放したげるよコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の切羽詰った状況をご自身が実況する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜エウクレスの最新速報“「我ら勝てり」とエバンゲリオン!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ・・さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったエウクレス。おどろくなかれ、2時間もすると手元にポカリスエットがわんさかさ。がぶ飲みしつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむのです。
ってか、さっさと出発しろよ・・

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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