格安ホームページ制作

339. 天井嘗の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●中世日本の怪物天井嘗は、その長い舌で埃の集った天井を嘗めた…らしい。→注

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天井嘗さん、943歳。
いままさに、お腹をかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。キャベジンがない!ゴミを喰らったんでお腹をこわしたー!」
「う〜ん…もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の天井嘗シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、後先考えず習性でなんでも食っちゃうヤツが多いのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに天井嘗シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!中世日本には、興和株式会社はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
天井嘗も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「いそがし」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、嘗めるコトにより天井にシミをつけるのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう天井嘗なのです。
“初めまして、天井嘗です。キャベジンに難儀しております。中世日本に、興和株式会社はありません。キャベジンをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む天井嘗。そう、昔から巨大な怪物といえど、おなかがキリキリ痛めば弱気にもなるのです。

“こんにちは、天井嘗だよ。べつに賞味期限過ぎたソーセージにあたったんじゃないよ。キャベジンを持ってきてくれないか?おなかを押さえて苦しんでると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓天井嘗:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「いそがし」でした。

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「あ、ども…天井嘗ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では天井嘗様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「器徒然袋の名物キャラ」です。んで、胃の痛みを癒す為、キャベジンを手にいれたいのです。」

「「器徒然袋の名物キャラ」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、天井嘗だよ。べつに賞味期限過ぎたソーセージにあたったんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ天井嘗。

「う〜ん…まずお聞きしますが、キャベジンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、連日接待されつい美食が続くメジャー雑誌編集長かな?連日いろんな誘いがあってドカ食いするから、やはりキャベジンは必携だろう?」

「はい、するとまず“連日接待されつい美食が続くメジャー雑誌編集長”“キャベジン”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるメジャー雑誌編集長さんのウホウホエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで接待されてるメジャー雑誌編集長さんじゃ、訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、なんといっても銀座ですね?あとは赤坂とか、あのへんまでエリアを広げますか?北新地とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“銀座で連日接待されつい美食が続くメジャー雑誌編集長さんへ:天井嘗がキャベジンを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、キャベジンを提供してくれませんか?部屋上部の空間に闇を作るので、とりあえず身元はたしかです。キャベ2コーワ30包がベスト!赤坂で毎晩もみ手されてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、キャベジンを提供してくれたメジャー雑誌編集長さんに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『未知の味にご遭遇!特製ヒマラヤ料理ご招待コース』、または『広告欄、マッチ箱サイズで●万円!ボロ儲け、ご指南コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜天井嘗の最新ご奉仕日記 “館林城天井の蜘蛛の巣を嘗めさせられたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった天井嘗。おどろくなかれ、1週間もすると手元にキャベジンがわんさかさ。今日も元気に天井を嘗めつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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