格安ホームページ制作

328. 青蛙神の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物青蛙神は、大変に縁起の良い福の神だった…らしい。→注

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青蛙神さん、5891歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。イヤーマフがない!賞賛の怒声が飛び交いまくり、耳がキンキンするー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の青蛙神シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他鼓膜がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに青蛙神シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国には、PELTORはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
青蛙神も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「金華将軍」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、天災を予知するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう青蛙神なのです。
“初めまして、青蛙神です。イヤーマフに難儀しております。古代中国にPELTORはありません。イヤーマフをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む青蛙神。そう、昔から伝説の怪物といえど、耳の奥が痛くなれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、青蛙神だよ。べつに耳掃除失敗したんじゃないよ。イヤーマフを持ってきてくれないか?眉をしかめっぱなしだと、人間どもに敬遠されるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓青蛙神:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「金華将軍」でした。

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「あ、ども…青蛙神ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では青蛙神様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、福の神の亜種です。んで、鼓膜を守る為イヤーマフを手にいれたいのです。」

「福の神の亜種ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、青蛙神だよ。べつに耳掃除失敗したんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ青蛙神。

「う〜ん…まずお聞きしますが、イヤーマフを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、就職したてのオートレース場職員かな?ゴール直前の観客の怒号に耳が慣れるまで、イヤーマフは必需品だろう?」

「はい、するとまず“就職したてのオートレース場職員”“イヤーマフ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれるオートレース場職員の奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでお仕事してるオートレース場職員じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、川口ですね?あとは船橋とか、あのへんまでエリアを広げますか?浜松とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“川口オートレース場で、ゴール直前の観客の怒号に怯えつつ仕事にいそしむ、就職したてのオートレース場職員さんへ:青蛙神がイヤーマフを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、イヤーマフを提供してくれませんか?岡本綺堂が著書で触れてるので、とりあえず身元はたしかです。H540A (NRR30dB)がベスト!船橋オートレース場で朦朧としつつ頑張ってる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、イヤーマフを提供してくれたオートレース場職員に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと怒号が柔らかいオートレース場、ご紹介コース』、または『競輪場職員に転職時のご人脈、紹介コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜青蛙神の最新ワリと俗物日記 “金貨で、釣り上げられたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった青蛙神。おどろくなかれ、1週間もすると手元にイヤーマフがわんさかさ。今日も耳をふさいで賛美されつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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