格安ホームページ制作

317. 開明獣の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物開明獣は、虎の体に人間の頭、そして9本の尾を持っていた…らしい。→注

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開明獣さん、5312歳。
いままさに、苦痛に顔を歪めておるのです。
「う〜ん…こまった。腰痛バンドがない!9本の尾の重みで、腰がだるいー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の開明獣シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他尾?骨がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに開明獣シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に、腰痛バンドはない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作!それはいいかもしれません!」
開明獣も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「楽園の番人」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、東を向き昆侖の上に立つのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう開明獣なのです。
“初めまして、開明獣です。腰痛バンドに難儀しております。古代中国に腰痛バンドはありません。腰痛バンドをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む開明獣。そう、昔から伝説の怪物といえど、腰に激痛を覚えれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、開明獣だよ。べつにヒンズースクワットやりすぎたワケじゃないよ。腰痛バンドを持ってきてくれないか?腰がガクガクしていると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓開明獣:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「楽園の番人」でした。

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「あ、ども…開明獣ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では開明獣様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、「開明門の門番」です。んで、腰の痛みをクリアーする為腰痛バンドを手にいれたいのです。」

「「開明門の門番」ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、開明獣だよ。べつにヒンズースクワットやりすぎたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ開明獣。

「う〜ん…まずお聞きしますが、腰痛バンドを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、棚卸し専門の万年ヒラ商社マンかな?毎日棚卸しばっかだから腰を痛め、腰痛バンドが必需品だろう?」

「はい、するとまず“棚卸し専門の万年ヒラ商社マン”“腰痛バンド”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる棚卸し専門の万年ヒラ商社マンの冷や飯喰いエリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで棚卸ししてる万年ヒラ商社マンじゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、老舗メーカーが多い西新橋ですね?あとは神田とか、あのへんまでエリアを広げますか?鎌田とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
西新橋界隈で、毎日棚卸しばっかやらされてる万年ヒラ商社マンさんへ:開明獣が腰痛バンドを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、腰痛バンドを提供してくれませんか?九つの門すべてを見張ってるので、とりあえず身元はたしかです。骨盤バンド:XLサイズがベスト!神田界隈でへどもどしてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつ、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、腰痛バンドを提供してくれた棚卸し専門の万年ヒラ商社マンに与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと自己主張できる職場、ご紹介コース』、または『忍従手当て支給を、部長さんにかけあったげるコース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜開明獣の最新記述日記 “山海経に、記述があるっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった開明獣。おどろくなかれ、1週間もすると手元に腰痛バンドがわんさかさ。今日も必死に腰をいたわりつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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