格安ホームページ制作

31. ナポレオンの場合2
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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ナポレオンさん、41歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。そば粉がない。クレープをひっくり返して占いができない!→注
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます。」
腹の底はともかくうわべだけは迎合するのは、警視総監のジョゼフ・フーシェです。
そう、昔から偉大な英雄というのは、 身辺にはべる者にだまされる人が多いのです。

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緊迫する晩餐の席。フーシェが言いました。
「陛下、ホームページ制作をおやりになったら?パリのクレープ屋からの徴発だけでは、そば粉は足りませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
ナポレオンも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの皇帝陛下でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作一週間!』系の本を買いこみ、トラファルガル沖海戦などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうナポレオンなのです。
“初めまして、ナポレオンです。クレープのネタのそば粉に難儀しております。フライパンで焼いてひっくり返して、戦局を占いたいのです。在庫をお持ちのクレープ屋さん、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むナポレオン。そう、昔から偉大な英雄というのは、ひたすら 細部まで熟慮する人が多いのです。

“こんにちは、ナポレオンだよ。そば粉を提供してくれないか?夜遅くまで仕事をし、脂っこい飯を食べ昼寝するボクにとって、すがるモノはクレープ占いしかないのさ!よろしくっ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ナポレオン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、皇帝陛下でした。

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「あ、ども…ナポレオンともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、度々ありがとうございます!うづき屋です。
ではナポレオン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、フランス皇帝です。んで仕事の景気づけのクレープ占いに使う、そば粉を集めたいのです。」

「クレープ占いですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ナポレオンだよ。そば粉を提供してくれないか?夜遅くまで〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つナポレオン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、そば粉を集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種人たちに?」

「う〜ん…やっぱし長野の製粉業者かな?そばにお焼きに、毎日出荷してるだろうから、余りモン持ってかけ参じてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“長野の製粉業者”“そば粉”この2語が不可欠ですね。そして治療してくれる利き酒師の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、そばを作ってない地域の製粉業者さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、もりそばが美味しい更科ですね?あとは上田とか、あのへんまでエリアを広げますか?諏訪とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“信州長野の、そば粉をいっぱいストックしてる製粉業者さんへ:皇帝ナポレオンがそば粉を所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、そば粉をカンパしてくれませんか?薄力粉のお好み焼きもいいけど、やっぱり占いにはそば粉のクレープさ!フランスの興亡がかかっております。上田にお住まいのあなたにも所望いたします。成功するまで何回もひっくり返して、ロシア遠征の前祝いさ!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから侵略者としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、そば粉持ってきてくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『ブランデーのおともに!トリュフ1年分授与コース』、または『太っ腹!砂糖大根10年分授与コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ナポレオンの最新口上日記 “四千年の歴史が、諸君を見つめている!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったナポレオン。おどろくなかれ、2週間もすると王宮にそば粉がわんさかさ。きょうもそば湯をすすりつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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