格安ホームページ制作

30. ナポレオンの場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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ナポレオンさん、37歳。
いままさに、アタマをかきむしっておるのです。
「う〜ん…こまった。シャンパンをぜんぶ飲んでしまった。風呂に入れる分がない!→注
「ごもっともでございます!ゆゆしき事態でございます。」
腹の底はともかくうわべだけは迎合するのは、侍従長のタレイランです。
そう、昔から偉大な英雄というのは、 身辺にはべる者にだまされる人が多いのです。

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緊迫する晩餐の席。タレイランが言いました。
「陛下、ホームページ制作をおやりになったら?シャンパーニュのメゾンだけでは、お風呂用シャンパンは足りませぬ。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールされては!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれん!」
ナポレオンも声をうわずらせます。藁にもすがる思いの皇帝陛下でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作一週間!』系の本を買いこみ、イギリス上陸作戦などそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまうナポレオンなのです。
“初めまして、ナポレオンです。お風呂に入れるシャンパンに難儀しております。ただのお風呂では、疲れがとれません。在庫をお持ちのシャンパンメゾン様、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込むナポレオン。そう、昔から偉大な英雄というのは、ひたすら こだわりを貫く人が多いのです。

“こんにちは、ナポレオンだよ。シャンパンを提供してくれないか?一日3時間しかおねむしないボクにとって、入浴は唯一の癒しなのさ!よろしく!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓ナポレオン:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、皇帝陛下でした。

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「あ、ども…ナポレオンともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
ではナポレオン様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、フランス皇帝です。んで仕事とは関係ないんですが、入浴剤につかうシャンパンを集めたいのです。」

「フランス皇帝ですか、なるほど…。では、ご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、ナポレオンだよ。シャンパンを提供してくれないか?一日3時間しか〜。”ってかんじです。どんなモンですかね?」
不安げに評価を待つナポレオン。

「う〜ん…まずお聞きしますが、シャンパンを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのようなシャンパン関係者さんに?」

「う〜ん…やっぱし利き酒師かな?毎日飲みまくって脳が軟化してるだろうから、あーだこーだ考えずにシャンパン持ってきてくれるんじゃないか?」

「はい、するとまず“利き酒師”“シャンパン”この2語が不可欠ですね。そして治療してくれる利き酒師の居住エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、とてもこれないような遠くにいる利き酒師さんに訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、ご自身お住まいになるパリですね?あとはランスとか、あのへんまでエリアを広げますか?リヨンとか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“パリ界隈の、シャンパンをいっぱい横流しできる利き酒師さんへ:皇帝ナポレオンがシャンパンを所望です。”

紹介文
“至急かけつけ、シャンパンをカンパしてくれませんか?花王のバブもいいけど、やっぱりお風呂にはシャンパンさ!フランスの興亡がかかっております。リヨンにお住まいのあなたにも所望いたします!シュシュワシャンパン泡のチカラで、対仏大同盟を粉砕さ!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレがコツです。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから英雄としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに褒章概要…つまりどのようなご褒美を、シャンパン持ってきてくれた人に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『豪華!ナポレオン試飲専用ブランデーグラス授与コース』、または『超豪華!DVD版ナポレオン法典授与コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜ナポレオンの最新侵略日記 “余の辞書に、不可能の文字はない!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきったナポレオン。おどろくなかれ、2週間もすると王宮にシャンパンがわんさかさ。きょうも湯船で鼻歌かましつつ、ひとりモニターをのぞいては検索エンジン&アクセス解析を、交互にチェックしほくそえむ毎日なのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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