格安ホームページ制作

299. 応竜の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物応竜は、天と地を頻繁に行き来していた…らしい。→注

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応竜さん、4738歳。
いままさに、全身をさすりのたうっておるのです。
「う〜ん…こまった。アッチQQがない!大気圏内を急降下する際の摩擦熱で、全身おおやけどだー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の応竜シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他皮膚がデリケートなのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに応竜シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国には、小林製薬はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
応竜も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「四竜の長」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、嵐を起こし黄帝軍を応援するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう応竜なのです。
“初めまして、応竜です。アッチQQに難儀しております。古代中国に小林製薬はありません。アッチQQをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む応竜。そう、昔から伝説の生物といえど、全身水ぶくれになれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、応竜だよ。べつにずっと焚き火にあたってたワケじゃないよ。アッチQQを持ってきてくれないか?全身赤むくれだと、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓応竜:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「四竜の長」でした。

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「あ、ども…応竜ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では応竜様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、雨を司る神獣です。んで、全身がやけどで痛いのでアッチQQを手に入れたいのです。」

「雨を司る神獣ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“こんにちは、応竜だよ。べつにずっと焚き火にあたってたワケじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ応竜。

「う〜ん…まずお聞きしますが、アッチQQを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、江戸時代の火消し人足かな?たまに梯子が火に近すぎてやけどするだろうから、アッチQQは必需品だろう?」

「はい、するとまず“江戸時代の火消し人足”“アッチQQ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる火消し人足さんの奮闘エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くで梯子に登ってる火消し人足じゃ、訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、八丁堀ですね?あとは神田錦町とか、あのへんまでエリアを広げますか?浅草とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“八丁堀で、梯子の上から消火活動を盛り上げてる火消し人足さんへ:応竜がアッチQQを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、アッチQQを提供してくれませんか?年老いては黄竜となるので、とりあえず身元はたしかです。スプレータイプ:40gで十分!神田錦町でわめいてる貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、アッチQQを提供してくれた火消し人足に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっと待遇のいい火消し組ご紹介コース』、または『独立してフリーの火消し人足へ!ベンチャー支援コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜応竜の最新過ち日記 “蚩尤との争いで殺生を行ったため、邪気を帯びたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった応竜。おどろくなかれ、1週間もすると手元にアッチQQがわんさかさ。今日も元気に急降下しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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