格安ホームページ制作

298. 白虎の場合
※本作品はあくまでホームページ制作に関したフィクションであり、文中のエピソード・セリフその他は、ほぼ全てが作者の創作です。尚、Wikipediaその他の資料を大いに参考にさせて頂いております、ペコリ。

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●古代中国の怪物白虎は、四神の中では最も高齢であった…らしい。→注

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白虎さん、5891歳。
いままさに、アタマをかかえておるのです。
「う〜ん…こまった。ルビーナがない!高齢のせいで、更年期障害がひどいー!」
「もっともだ!これはゆゆしき事態だ!」
横で同意するのは、父の白虎シニアです。
そう、昔から伝説の怪物というのは、おもいの他当たり前に老衰するのです。

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一気に緊迫する場の空気。ついに白虎シニアが言いました。
「息子よ、ホームページ制作をやれ!古代中国に武田薬品はない。…そう、いまやタウンページより大きな媒体であるインターネットで、自己の窮状を強烈にアッピールするのだ!」
「うーむ、なるほど。ホームページ制作か!それはいいかもしれません!」
白虎も声をうわずらせます。藁にもすがる思いの、「パイフー」でした。

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さっそくホームページビルダーと『ホームページ制作1週間!』系の本を買いこみ、周天を天の赤道帯に沿い4分割するのもそっちのけで必死にとりくむも、なかなか作業はすすみません。まずタイトル文作成の時点で、けつまづいてしまう白虎なのです。
“初めまして、白虎です。ルビーナに難儀しております。古代中国に武田薬品はありません。ルビーナをお持ちの方、ご連絡お待ち致します。”

「う〜ん…ちょっとカタいかな…。」
一応書いてはみたものの、そこはかとなく不安になり考え込む白虎。そう、昔から伝説の怪物といえど、エストロゲンが欠乏すれば弱気にもなるのです。

“こんにちは、白虎だよ。べつに風呂上りでのぼせてるんじゃないよ。ルビーナを持ってきてくれないか?立ちくらみおこしてフラフラしてると、人間どもになめられるのさ!”

「くだけすぎだ。どうもうまくいかん…。」
↓白虎:独白
う〜ん…マトモに自分でホームページ制作するのは、どうやらムリのようだ。なんかもうやりたくない…かったるい。あきらめるなら早いほうがいい。ムダな努力は、少ないほうがベターだから。

線香花火よりかんたんに挫折してしまう、「パイフー」でした。

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「あ、ども…白虎ともうします。格安でホームページ制作をお願いしたいのですが…。」

「はい、ありがとうございます!うづき屋です。
では白虎様、いったいどのようなご業種でいらっしゃいますか?」

「えー、ひとことでいうと、西方を守護する神獣です。んで、血管運動神経不全改善の為ルビーナを手にいれたいのです。」

「西方を守護する神獣ですか、なるほど…。ではご自身、いま一番アピールしたいポイントなど、まとめてらっしゃったらお聞かせ願えますか?」

「はい…いいですか?“んにちは、白虎だよ。べつに風呂上りでのぼせてるんじゃないよ〜”ってかんじです。どうですかね?」
不安げに評価を待つ白虎。

「う〜ん…まずお聞きしますが、ルビーナを集める為には、どういった単語による検索で、上位にランクされるのが理想的ですか?
自分の希望を、どういった人達に、どのように訴えたいですか?
はい、じゃあまずどのような業種の人達に?」

「う〜ん…やっぱし、老人ホーム勤めの介護士かな?ルビーナは必需品だろう?」

「はい、するとまず“老人ホーム勤めの介護士”“ルビーナ”この2語が不可欠ですね。そして提供してくれる介護士の誠心誠意エリアは、どのへんで区切ります?」

「へ?エリア?」

「つまりですね、あんまり遠くでジジババの面倒見てる介護士じゃ訴求しても意味がないので、実際のところ。えーまず、立川市ですね?あとは江東区とか、あのへんまでエリアを広げますか?小金町とか、あっちはちょっと遠いですよね、やっぱり?」

「う〜ん…そうだな、まぁ…それでお願いします。」

「はい。そうしますと、だいたいのタイトル文と紹介文は…たとえばこんな感じになります。」

タイトル文
“立川市界隈の老人ホームで誠心誠意お年寄りをいたわってる介護士さんへ:白虎がルビーナを所望です。”

紹介文
“至急駆けつけ、ルビーナを提供してくれませんか?西方七宿の総称ですので、とりあえず身元はたしかです。瓶入り:180錠で十分!江東区で奮闘中の貴方も、ぜひご協力ください!”

「まぁちょっとくどいですけど、必要なファクターはこれにてOKだとおもわれます。タイトル文と紹介文のなかにキーワードを散りばめつつも、けっして文意は損なわず、コレが大事です。あとは実際のホームページ中にも上記の単語をバランスよく散らし、とりえあず格安に4ページのモノをつくりましょう。」

「えー、4ページというと?」

「はい。まずTOPまたはHOME、ご挨拶ですね。それから怪物としての自己紹介・経歴…まぁプロフィールです、これで2ページ。」

「フムフム、かたちになってきましたね…。」

「つぎに御礼概要…つまりどのようなお礼を、ルビーナを提供してくれた介護士に与えうるのか?あ、コース分けはどうです?
たとえば『もっとギャラのいい老人ホーム、ご紹介コース』、または『夜勤疲れの朝に!おにぎり&お味噌汁提供コース』とか?あとはご連絡先、つまりお問合せ用のメールアドレスです。できれば固定電話の番号も、キチンと全ページ公開しましょう。ニッコリわらった本人の顔写真などあれば、やはり効果大ですよ。」

「オオッ!なんとかホームページの呈をなしますね!」

「はい!くわえて、現在の窮状をご自身が更新する日記ブログを追加すれば、読む人の親近感はさらにアップ!
〜白虎の最新語源日記 “中国の白帝城は、こっからネーミングされたっす!”
というのはどうでしょう!」

「うーむ…さっそく制作しましょう!」

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こうしてホームページ制作にふみきった白虎。おどろくなかれ、1週間もすると手元にルビーナがわんさかさ。今日も元気に老衰しつつ、モニターのぞいては検索エンジン&アクセス解析を交互にチェックし、ほくそえむのです。

さぁ皆さんもホームページを格安で制作して、事業をガンガン宣伝いたしましょう。うづき屋は、いつでもお手伝いをいたします。

めでたしめでたし。

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※あえて歴史上の人物をネタにしてみました。実際に 現存する業種 を具体的に書き込むと、さしさわりがあるモノで(笑)。文中のキーワードを、ご自身の商売に必要なアピール要素に置き換え原稿を作り…どうぞうづき屋にホームページ制作を、ご依頼下さいませ(笑)
※case-by-case:原則にとらわれず、一件ごとの事情に応じ、問題を処理すること。

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